今週の要チェックはEC全般SEO関連です。コンテンツは瞬間的にバズを起こすものではなくて、時間と距離を超えてコンバージョンにつなげていく手段ということがよく分かります。サイトを通じて“消費者の期待を超える”ことができるかどうか、今週ピックアップした記事からはこんなヒントが読み取れます。コンテンツもこの意識が持てるかどうかで半年後の売り上げが変わってきそうです。

※記事の難易度を、低い難易度低から高い難易度高まで、3段階で示しています。

EC全般

  • ロハコ、驚異的成長でアマゾン超えも?画期的取り組みの秘密 圧倒的地位獲得か (Business Journal) | Yahoo!ニュース
    http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151116-00010003-bjournal-bus_all&p=1

    売れ筋カテゴリーである「水」では、群馬県の嬬恋銘水を完全子会社化して「奥軽井沢の天然水」を発売、「米」では北海道の美唄・岩見沢エリアで栽培した「ゆめぴりか」の原料玄米を扱った「ろはこ米」を販売している。また、カルビーとは「フルーツグラノーラ」のリピート購入者に向けた高価格帯の新商品の先行販売、キリンビールとは苦味を抑えた女性向けビール「キリン オフホワイト」の店舗における本格販売前のテストマーケティングとして先行販売などを実施している。

    商品量ではAmazonに勝てないですし、ポイントでは楽天に勝てない。となるとこうした商品力を磨くという方法になりますよね。日用品だからこそちょっといいものが欲しくなるので、気になる人はロハコのサイトを見てみてください。

  • アダストリア、ベイクルーズ、パルコ登壇!「アパレルECがお客様の期待を超えるために取り組んでいること」 | ECzine(イーシージン)
    http://eczine.jp/article/detail/2346

    半年やってみてわかったのですが、福岡の方が、札幌のショップさんのブログを見て、福岡のパルコに来店される、ということが起きているんですね。POCKET PARCOユーザーの購買履歴を調べると、来店前にブログをチェックしお気に入り登録(クリップ)した後、来店・購買されたお客様の4割は、他地域のショップのブログをクリップして、お住まいの地域の同ブランドのショップに来店・購買されているということがわかりました。商圏を超えて他エリアのショップスタッフのブログが、相互に売上をアシストしているということです。

    これは面白い結果ですね~。目先の売上ではなくて良いコンテンツを作っていけばじわじわ効果が出てきて、しかも全国の店舗に影響する。まさにオムニチャネル。

  • 「安さ」よりも「利便性」を重視するイマドキの消費行動。1万人調査でわかったこと | ネットショップ担当者フォーラム
    https://netshop.impress.co.jp/node/2309

    「安さ」よりも「利便性」を重視で商品購入。1万人調査でわかるイマドキの消費スタイル①
    4つの消費スタイルの構成割合(出典は野村総合研究所の調査
    • 「とにかく安いものを買いたい」とする低価格志向は減少傾向
    • 「商品を買う前にいろいろ情報を集める」「よく検討してから買う」などの情報収集志向は2009年をピークに頭打ち
    • 「利便性消費」(こだわりが薄く手に入りやす物を買う(価格は高くてもよい)というスタイルが大きく増加
    • 「利便性消費」は比較的年収の高い共働き夫婦かシニアが多い。特に「お金はあるが時間はない」共働き世帯が2012年から2015年にかけて増加していることが、利便性消費の拡大に関係している

    検討したところでそんなに差がないとなれば、慣れたところで便利に買うという流れになってきます。となるとその次に来る流れは何か?を考えないといけませんね。

  • 2周年記念特別企画 連載まとめPDF一括ダウンロード | ECzine(イーシージン)
    http://eczine.jp/special/selectAnniversary2

    27の連載のPDFが一括でダウンロードできます。ネットショップ初心者の人にはピッタリです。

モール関連

  • 商品ジャンルごとの店舗対抗セール企画「楽天市場甲子園」を開催 | ネットショップ担当者フォーラム
    https://netshop.impress.co.jp/node/2285

    楽天は11月13日、全国から選りすぐりの人気店舗が部門ごとに商品を競い優勝店舗を決定する「楽天市場甲子園」を開催する。

    (中略)

    楽天では「楽天市場甲子園」を今後、楽天スーパーセールや楽天スーパーDEALと同じように楽天市場の目玉企画に育てていく考え。

    今までのようにポイントという分かりやすさがないので、どんなイベントなのかがちょっと分かりづらいです。目玉企画になるのかどうかは終わってからの数字次第でしょうか。

  • アマゾンが商品の1時間配送「Prime Now」を実現した“倉庫”に潜入 | 週刊アスキー
    http://weekly.ascii.jp/elem/000/000/376/376163/

    本日開始となったPrime Nowでは、午前6時から深夜1時の配達時間を選べる「1時間以内配送(890円)」と、午前6時から深夜0時までのあいだ2時間単位で配達時間を選べる「2時間便(無料)」がある。注文は1回あたり2500円以上、ひとつの商品から利用することが可能。食品や日用品、ギフト用品、家電など1万8000点の商品が対象となる。

    こちらも「利便性消費」といえるでしょう。時間をかけて比較したところで数百円しか変わらなければ早く届くところで買う。「Amazonが「Prime Music」を日本で提供開始」(アマゾン ジャパン株式会社のプレスリリース)にあるように音楽も聞き放題ですし、動画も見放題となれば他のモールで買う理由がなくなってきますよね。

SEO関連

  • 第一線のウェブ担当者たちは、検索流入をどう考えているのか? | CONTENT MARKETING LAB(コンテンツマーケティングラボ)
    http://contentmarketinglab.jp/trend-in-japan/in-house-seo-meetup.html

    訪問者によるコンバージョンまでの行動を描いたユーザーシナリオを作るということは、別の言い方をすれば、コンバージョンしてもらうために自社の良い点をどう伝えるかを明確にすることでもある。それが分からない状態でコンテンツ施策を進めても成果は望めないという考えだ。

    こちらはPARCOさんのお話しと一致しますよね。単独で読んでも役立つ情報が組み合わさることでもっと意味を持つものとなる。幅広く情報を集めるのって大切です。

売上アップのヒント

  • “スマートフォンで見てPCでコンバージョンに至る”人とは? | Yahoo!マーケティングソリューション ブログ
    http://yahoojp-marketing.tumblr.com/post/133309192303/20151116

    【スマートフォンで広告をクリックした後、スマートフォンでコンバージョン】

    • 男女共:若い世代ほど、スマートフォンでコンバージョンに至る比率が高い
    • 20~30代:女性の方がスマートフォンでコンバージョンに至る比率は高い

    【スマートフォンで広告をクリックした後、PCでコンバージョン】

    • 男性:30代から40代にかけて大幅にPCによるコンバージョンの比率が高い
    • 女性:40代から50代にかけてPCによるコンバージョンの比率が高い

    これはもう習慣ということでしょう。PCでコンバージョンする人もスマホを使いながらPCという可能性もありますので、スマホの重要性は変わらないです。ちなみに旅行業界のデータなのでご注意を。

  • 昔ながらの商店に学ぶマーケティングの秘訣 | コンテンツマーケティングなら株式会社イノーバ
    http://innova-jp.com/general-store-marketing/

    田舎なので、周囲の人はほとんど顔見知りです。そこで、電話帳を引っぱり出してきて、上から順に手紙を書いたのです。文面は次のようなものでした。

    「このたび郵便局をはじめました。○○さま方には、たしか小学校1年生になるお孫さんがおられたと思います。今後は教育を受けさせるにも費用がかかることかと存じます。郵便局にはよくできた学資保険があります。ぜひ、検討されてはいかがでしょう」。

    このような内容の手紙を、一通一通手書きし、町中に送ったんです。200~300通は送ったでしょうか。

    今ではこの手法は使えないですが考え方はとても参考になります。コンテンツは一人一人の顔を思い浮かべながら長い目で見て作成していきましょう。

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なんと、ユニクロの中国「独身の日」の売り上げは115億円以上 | ネットショップ担当者フォーラム2015年11月6日~11月12日の週間人気記事ランキング

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森野 誠之

運営堂

運営堂代表。Web制作の営業など数社を経て2006年に独立後、名古屋を中心に地方のWeb運用を支援する業務に取り組む。現在はGoogleアナリティクスなどのアクセス解析を活用したサイト・広告改善支援を中心にWeb制作会社と提携し、分析から制作まで一貫してのサービスも開始。豊富な社会・業務経験と、独立系コンサルタントのポジションを活かしてWeb制作や広告にこだわらず、柔軟で客観的な改善提案を行っている。理系思考&辛口の姿勢とは裏腹に皿洗いを趣味にする二児のパパ。

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