コンテンツマーケティングでコンバージョンにつなげるヒント。など9記事【ネッ担まとめ】
今週の要チェックはEC全般とSEO関連です。コンテンツは瞬間的にバズを起こすものではなくて、時間と距離を超えてコンバージョンにつなげていく手段ということがよく分かります。サイトを通じて“消費者の期待を超える”ことができるかどうか、今週ピックアップした記事からはこんなヒントが読み取れます。コンテンツもこの意識が持てるかどうかで半年後の売り上げが変わってきそうです。
- ロハコ、驚異的成長でアマゾン超えも?画期的取り組みの秘密 圧倒的地位獲得か (Business Journal)
- アダストリア、ベイクルーズ、パルコ登壇!「アパレルECがお客様の期待を超えるために取り組んでいること」
- 「安さ」よりも「利便性」を重視するイマドキの消費行動。1万人調査でわかったこと
- 2周年記念特別企画 連載まとめPDF一括ダウンロード
- 商品ジャンルごとの店舗対抗セール企画「楽天市場甲子園」を開催
- アマゾンが商品の1時間配送「Prime Now」を実現した“倉庫”に潜入
- 第一線のウェブ担当者たちは、検索流入をどう考えているのか?
- “スマートフォンで見てPCでコンバージョンに至る”人とは?
- 昔ながらの商店に学ぶマーケティングの秘訣
※記事の難易度を、低いから高いまで、3段階で示しています。
EC全般
ロハコ、驚異的成長でアマゾン超えも?画期的取り組みの秘密 圧倒的地位獲得か (Business Journal) | Yahoo!ニュース
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20151116-00010003-bjournal-bus_all&p=1アダストリア、ベイクルーズ、パルコ登壇!「アパレルECがお客様の期待を超えるために取り組んでいること」 | ECzine(イーシージン)
http://eczine.jp/article/detail/2346半年やってみてわかったのですが、福岡の方が、札幌のショップさんのブログを見て、福岡のパルコに来店される、ということが起きているんですね。POCKET PARCOユーザーの購買履歴を調べると、来店前にブログをチェックしお気に入り登録(クリップ)した後、来店・購買されたお客様の4割は、他地域のショップのブログをクリップして、お住まいの地域の同ブランドのショップに来店・購買されているということがわかりました。商圏を超えて他エリアのショップスタッフのブログが、相互に売上をアシストしているということです。
これは面白い結果ですね~。目先の売上ではなくて良いコンテンツを作っていけばじわじわ効果が出てきて、しかも全国の店舗に影響する。まさにオムニチャネル。
「安さ」よりも「利便性」を重視するイマドキの消費行動。1万人調査でわかったこと | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/2309- 「とにかく安いものを買いたい」とする低価格志向は減少傾向
- 「商品を買う前にいろいろ情報を集める」「よく検討してから買う」などの情報収集志向は2009年をピークに頭打ち
- 「利便性消費」(こだわりが薄く手に入りやす物を買う(価格は高くてもよい)というスタイルが大きく増加
- 「利便性消費」は比較的年収の高い共働き夫婦かシニアが多い。特に「お金はあるが時間はない」共働き世帯が2012年から2015年にかけて増加していることが、利便性消費の拡大に関係している
検討したところでそんなに差がないとなれば、慣れたところで便利に買うという流れになってきます。となるとその次に来る流れは何か?を考えないといけませんね。
2周年記念特別企画 連載まとめPDF一括ダウンロード | ECzine(イーシージン)
http://eczine.jp/special/selectAnniversary227の連載のPDFが一括でダウンロードできます。ネットショップ初心者の人にはピッタリです。
モール関連
商品ジャンルごとの店舗対抗セール企画「楽天市場甲子園」を開催 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/2285楽天は11月13日、全国から選りすぐりの人気店舗が部門ごとに商品を競い優勝店舗を決定する「楽天市場甲子園」を開催する。
(中略)
楽天では「楽天市場甲子園」を今後、楽天スーパーセールや楽天スーパーDEALと同じように楽天市場の目玉企画に育てていく考え。
今までのようにポイントという分かりやすさがないので、どんなイベントなのかがちょっと分かりづらいです。目玉企画になるのかどうかは終わってからの数字次第でしょうか。
アマゾンが商品の1時間配送「Prime Now」を実現した“倉庫”に潜入 | 週刊アスキー
http://weekly.ascii.jp/elem/000/000/376/376163/本日開始となったPrime Nowでは、午前6時から深夜1時の配達時間を選べる「1時間以内配送(890円)」と、午前6時から深夜0時までのあいだ2時間単位で配達時間を選べる「2時間便(無料)」がある。注文は1回あたり2500円以上、ひとつの商品から利用することが可能。食品や日用品、ギフト用品、家電など1万8000点の商品が対象となる。
こちらも「利便性消費」といえるでしょう。時間をかけて比較したところで数百円しか変わらなければ早く届くところで買う。「Amazonが「Prime Music」を日本で提供開始」(アマゾン ジャパン株式会社のプレスリリース)にあるように音楽も聞き放題ですし、動画も見放題となれば他のモールで買う理由がなくなってきますよね。
SEO関連
第一線のウェブ担当者たちは、検索流入をどう考えているのか? | CONTENT MARKETING LAB(コンテンツマーケティングラボ)
http://contentmarketinglab.jp/trend-in-japan/in-house-seo-meetup.html訪問者によるコンバージョンまでの行動を描いたユーザーシナリオを作るということは、別の言い方をすれば、コンバージョンしてもらうために自社の良い点をどう伝えるかを明確にすることでもある。それが分からない状態でコンテンツ施策を進めても成果は望めないという考えだ。
こちらはPARCOさんのお話しと一致しますよね。単独で読んでも役立つ情報が組み合わさることでもっと意味を持つものとなる。幅広く情報を集めるのって大切です。
売上アップのヒント
“スマートフォンで見てPCでコンバージョンに至る”人とは? | Yahoo!マーケティングソリューション ブログ
http://yahoojp-marketing.tumblr.com/post/133309192303/20151116【スマートフォンで広告をクリックした後、スマートフォンでコンバージョン】
- 男女共:若い世代ほど、スマートフォンでコンバージョンに至る比率が高い
- 20~30代:女性の方がスマートフォンでコンバージョンに至る比率は高い
【スマートフォンで広告をクリックした後、PCでコンバージョン】
- 男性:30代から40代にかけて大幅にPCによるコンバージョンの比率が高い
- 女性:40代から50代にかけてPCによるコンバージョンの比率が高い
これはもう習慣ということでしょう。PCでコンバージョンする人もスマホを使いながらPCという可能性もありますので、スマホの重要性は変わらないです。ちなみに旅行業界のデータなのでご注意を。
昔ながらの商店に学ぶマーケティングの秘訣 | コンテンツマーケティングなら株式会社イノーバ
http://innova-jp.com/general-store-marketing/田舎なので、周囲の人はほとんど顔見知りです。そこで、電話帳を引っぱり出してきて、上から順に手紙を書いたのです。文面は次のようなものでした。
「このたび郵便局をはじめました。○○さま方には、たしか小学校1年生になるお孫さんがおられたと思います。今後は教育を受けさせるにも費用がかかることかと存じます。郵便局にはよくできた学資保険があります。ぜひ、検討されてはいかがでしょう」。
このような内容の手紙を、一通一通手書きし、町中に送ったんです。200~300通は送ったでしょうか。
今ではこの手法は使えないですが考え方はとても参考になります。コンテンツは一人一人の顔を思い浮かべながら長い目で見て作成していきましょう。
ネット通販業界の最新情報は、こちらも要チェック!
なんと、ユニクロの中国「独身の日」の売り上げは115億円以上 | ネットショップ担当者フォーラム2015年11月6日~11月12日の週間人気記事ランキング
筆者出版情報
「未経験・低予算・独学」でホームページリニューアルから始める
小さい会社のウェブマーケティング必勝法
森野誠之 著
翔泳社 刊
発売日 2021年10月15日
価格 2,200円+税
この連載の筆者 森野誠之氏の著書が翔泳社から発売されました。小さな会社の“ひとり担当者”が、未経験、低予算、独学でホームページのリニューアルからウェブマーケティングまでを成功させるための指南書です。電子版、オンデマンド印刷版ともにAmazonで発売中です!
商品量ではAmazonに勝てないですし、ポイントでは楽天に勝てない。となるとこうした商品力を磨くという方法になりますよね。日用品だからこそちょっといいものが欲しくなるので、気になる人はロハコのサイトを見てみてください。