中川 昌俊 2016/5/13 10:00

楽天が5月12日に発表した2016年1~3月期連結業績(第1四半期)によると、国内EC流通総額が前年同期比12.5%増の6879億円となった。エントリー不要で最大ポイント7倍となる「スーパーポイントアッププログラム」や品質向上の取り組みなどで、再び流通額の成長率が高まりつつある。

国内EC流通総額は楽天市場の流通総額に加え、トラベル、楽天マート、楽びんなどの流通額を合算した額。

2016年1月から開始したエントリー不要で最大ポイント7倍になる「スーパーポイントアッププログラム」は、流通額に与える効果が大きかったとしており、特にライトユーザーの購入が増えた。

新規や1年以上購入がなかったユーザーが楽天市場で購入するようになってきており、その成長率は11.6ポイント改善した。利用頻度によってポイント付与率が増える楽天市場アプリの流通総額は前年同期比110.8%増。

ポイント施策に加え、サイト上でのポイント獲得倍率の表示や納期情報の徹底といった品質改善も実施。2016年1月から強化したレビュー投稿ユーザーへのフォロー電話は1日平均429件の発信を行ったとしている。

なお、楽天市場のモバイル経由流通総額比率は57.6%。年末には70%にまで拡大すると予想している。

一時減少が傾向にあった楽天市場の出店者数も2015年から増加してきており、2016年3月時点の出店店舗数は過去最大の4万4876店舗となっている。

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