家具ECのベガコーポレーションが東証マザーズに上場へ
人員の増強、ブランドの構築、海外販売へのインフラ強化を目的に
家具のECサイトを展開するベガコーポレーションは5月24日、東京証券取引所マザーズ市場への新規上場が承認されたことを発表した。上場予定日は6月28日。上場することで、人員の増強、ブランドの構築、海外販売へのインフラ強化を図る。
上場に際し41万株の公募と43万株の売り出し、上限12万6000株のオーバーアロットメントによる売り出しを実施する。主幹事は野村証券。公開価格決定日は6月17日。調達資金はシステム開発、広告宣伝費、運転資金などに充当するとしている。
ベガコーポレーションは2004年に設立。家具のECサイト「LOWYA(ロウヤ)」を楽天市場、Amazon、Yahoo!ショッピングなどのモールで展開し、売り上げを拡大させている。
家具・インテリア商材に加え、夏には冷却マット、冬には着る毛布などの季節商品の販売に強みを持っている。こうした商品は、自社で企画から販売までを行うことで、高品質な商品を安価な価格で提供する仕組みを構築。さらに、ユーザーの意見を参考に、改良を積極的に行っており、人気アイテムに成長させている。商品は中国、東南アジア、欧州の工場と直取引にて製造を依頼している。
2015年3月期の連結業績は売上高が前期比0.2%減の74億9377万円、そのうちEC事業の売上高は前期比20.8%増の58億5000万円となっている。2016年1月にはEC事業に経営資源を集中するため、子会社でスマホゲーム事業を展開するNubee Tokyoを解散している(参考記事)。
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