大塚家具がネット通販を本格再開、ECサイト「IDC OTSUKA オンライン」刷新で商品拡充
約70種類に限定していたネット販売商品を、家具やカーテンなど人気商品を中心に約2400種類まで拡充した
大塚家具は6月28日、一部の商品をネット販売するECサイト「IDC OTSUKA オンライン」をリニューアルし、ネット通販を本格再開した。
「IDC OTSUKA オンライン」では家具転倒防止器具など約70種類に限定していた販売商品を、家具やカーテンなど人気商品を中心に約2400種類まで拡充した。
大塚家具の店舗がない地域の消費者への販売、来店後の注文や追加注文といった利用シーンを想定。店頭販売する商品を中心にネット販売し、利便性の向上をめざす。
実店舗を置く関東・東海・関西・九州・東北・北海道のエリアを対象に、広く無料配送エリアを設定。店舗のない地域へは有料で配送する。
ショッピングカートはGMOメイクショップの「MakeShop」を導入している。
大塚家具のネット通販は、2009年に社長へ就任した大塚久美子氏(現社長)がECサイトを開設。その久美子氏が2014年7月に解任された後、社長へ就任した大塚勝久氏が社長在任中の2014年11月までに、ECサイトを閉鎖した。
閉鎖したのは、北欧インテリアを販売するオンラインショッピング「Morgenmarked」と、リブセンスと2014年4月に共同で運営を始めた家具・インテリアの通販サイト「kagūno(カグーノ)」。大塚久美子氏と大塚勝久氏の方針の違いが理由と、大塚家具は認めていた。
「IDC OTSUKA オンライン」は2015年9月開設。一部の商品のネット販売にとどめており、ECサイトの本格再開を模索していた。
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