瀧川 正実 2016/6/27 12:00

無料でECサイトが開設できるECサイト構築サービス「BASE(ベイス)」を運用するBASEは6月27日、オンライン決済サービス「PAY.JP」で、購入者向けのID決済サービス「PAY ID」の提供を始めた。まずは「BASE」を利用するECサイト20万店舗に、「PAY ID」の導入を進めている。

「PAY ID」は、共通の会員IDを使ってオンライン決済が行える共通ID決済サービス。消費者は「PAY ID」にカード情報を登録するだけで、2回目以降の買い物時に会員IDを使って買い物ができるようになる。

「PAY ID」を利用する20万超のEC店舗(「BASE」で運用する店舗など)において、共通のIDで決済することが可能。BASEによると「最短、2クリックで購入することができる」という。

BASE、最短2クリックで決済できる共通ID決済サービス「PAY ID」をリリース

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「PAY ID」はこれまで、先行してショッピングアプリ「BASE」に導入。最短2クリックで購入できることから、「買いやすい」といった声があがっているという。

「PAY ID」を導入した店舗は、転換率アップや新規顧客の獲得、リピーター獲得の効果ができるとしている。

BASEは2015年にオンライン決済サービスに参入。決済手数料3.0%からという業界最安値水準の手数料で提供している。数行のスクリプトを埋め込みで導入できるといった環境を用意し、年商数億円から数十億円EC企業やこれから本格的にネット通販を始めるといった事業者を対象に事業を展開している。

BASEの鶴岡裕太社長は「PAY ID」のリリースについて、次のようにコメントした。

共通IDで決済できる店舗が増えていけば、それを利用する消費者も増えていく。そういう循環を作っていきたい。中小企業と一緒にモノを売る環境を一緒に作り、価値と価値を交換するプロトコルになっていきたい。

BASE、最短2クリックで決済できる共通ID決済サービス「PAY ID」をリリース。BASEの鶴岡裕太社長

BASEの鶴岡裕太社長
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