アスクルは3月16日から、首都圏をはじめ名古屋、大阪、福岡の主要駅や一部メディアでブランドメッセージ広告を展開する。法人向け通販サービス「ASKUL」「ソロエルアリーナ」、個人向け通販サービス「LOHACO」の利用者に向け、システム障害で不便をかけたことへのお詫びと、日頃の利用への感謝を伝える。
媒体は駅構内ポスター、デジタルサイネージ、新聞、Web、SNSなどで、期間は3月16日から5月17日まで。仕事場や暮らしを支える企業としての思いをメッセージとして届けるという。
アスクルは「ASKUL」「ソロエルアリーナ」「LOHACO」を通じ、オフィスや現場などの仕事場、日常生活に必要な商品やサービスを提供してきた。広告では、システム障害による不便へのお詫びと、顧客の支えへの感謝の気持ちを、通勤・通学など多くの人が行き交う駅空間などで発信。メッセージをより多くの人に届けることを目的としている。
広告は、利用者への感謝を表現したブランドメッセージ広告として展開する。ビジュアルには利用者に馴染みの深いアスクルのオリジナル商品をメインに据え、共通メッセージとして「また届けられることが、うれしい」を掲げる。
各ビジュアルでは、注文時に感じる気持ちや心の声を言葉にし、利用者にとってのアスクルの存在を表現したという。公共性の高い駅やメディアでの展開を踏まえ、シンプルなレイアウトながら商品の“顔”を前面に出したインパクトのあるビジュアルとコピーで構成。商品を通じて仕事場や暮らしに寄り添う姿勢を表現。Web動画広告では、「いつも通り商品がお届けできる」日常のシーンを表した。
アスクルは今回のシステム障害による不便と心配を真摯に受け止め、今後も安定したサービス提供とセキュリティ強化に取り組むとともに、仕事場や日常生活に欠かせない商品を求めやすい価格で届けていくとしている。
障害発生から全面復旧までの経緯
アスクルは2025年10月19日、ランサムウェア攻撃によるシステム障害を確認し、「ASKUL」「ソロエルアリーナ」「LOHACO」で受注を停止。10月22日には、主な影響範囲が物流システムであると公表した。
10月29日には37アイテムを対象にFAX受注のトライアルを開始。10月31日にはハッカー集団による犯行声明に関する報道を確認し、事実関係の調査を進めていると発表。同日、一部個人情報の流出可能性を公表した。
11月以降は段階的にサービスを再開。12月3日に事業所向けEC「ASKUL」での注文を再開し、各物流センターでも順次出荷を再開した。2026年1月20日にはBtoC向け「LOHACO」も再開。2月4日には全物流センターで新物流システムによる出荷再開が完了。2月13日には「ASKUL」の当日配送サービスも再開。商品の品ぞろえを含む主要なECサービス機能について、システム障害発生前の水準まで復旧した。
セール関連では、1月23日から業績回復に向けオリジナル商品を20%以上値下げする「復活特別企画」を開始している。
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