「Paidy」のエクスチェンジコーポレーションが約16億円の資金を調達
新たな業種への参入や新機能の追加などに充てる予定
オンライン決済サービス「Paidy」を提供するエクスチェンジコーポレーションは7月27日、SBIホールディングスなど6社を引受先とする第三者割当増資を実施し、総額1500万ドル(約15.8億円)を調達したと発表した。
今回の調達をシリーズBラウンドとし、調達資金で新たな業種への参入、定期購入対応といった新機能の追加など、製品開発を加速する。
「Paidy」は、携帯電話番号とメールアドレスを入力するだけで利用できるオンライン決済サービス。会員登録は不要で、利用者は支払い方法で「Paidy」を選択後、メールアドレスと携帯電話番号を入力し、SMSもしくは自動音声により取得した4桁の認証コードを入力するだけで決済できる。
利用代金は月の利用料金をまとめてコンビニなどで支払うことができるほか、「分割払い」にも対応。導入サイトには、代金の未払いリスクに対して100%の支払い保証を行っている。
エクスチェンジコーポレーションによると、「Paidy」はこの1年で急成長を遂げ、すでに60万店舗以上の加盟店がPaidyを導入。主要な加盟店では20~30%という高い利用率になっているという。
今回の資金調達でEC以外の業種への決済手段でも利用されるようになれば、「Paidy」の一般消費者への認知度はさらに高まる可能性がある。新たな決済として確立していきそうだ。
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