EC利用は1~3カ月に1回程度が半数超、リピート購入促進が売上アップのカギに、Ryo-MA調査
EC事業者向けの雑誌・ウェブメディア「ECのミカタWEB」を運営するRyo-MAは7月1日、全国の男女846人を対象に「国内外のインターネット通販に関する調査」を実施し、その結果を公表した。全体の83%にあたる701人が国内のネット通販を利用していることが判明。利用頻度は「1~3カ月に1回程度」と回答する人が全体の半数を超え、ECの利用頻度が少ない状況が分かった。
5人に4人が国内のネット通販を利用する一方、約1割の消費者がECでの買い物に否定的な考えを持っている。「利用したことがないし、今後も利用したくない」が7%、「利用したことがあるが、今後は利用したくない」が4%だった。
「あなたは、どのくらいの頻度で国内のインターネット通販を利用しますか?」という質問では、「1カ月に1回程度」と回答する人が全体の35%。「2~3カ月に1回程度」は24%で、半数以上の消費者はECの利用頻度が少ない状況にある。「2~3日に1回以上」という人は4%にとどまり、利用回数の引き上げ、いわゆるリピート購入の促進がEC企業の売り上げアップのカギとなりそう。
「あなたが国内のインターネット通販を始めた(始めたい)理由はなぜですか?」という設問には、回答者787人中、「実店舗と比べて価格が安かったから」が59%でトップ。「自分の都合の良い時間に購入できるから」(48%)「重い荷物や大きな荷物を自宅まで届けてくれるから」(39%)と続いた。
「あなたは、国内のインターネット通販でどのようなものを購入したことがありますか?」という質問(回答者は701人)では、「食品・飲料」が49%でトップ。続いて、「CD・DVD」が48%、アパレル(洋服など)が47%で続いた。
性別ごとでは、男性の1位が「雑誌・コミック・書籍」で、2位は「CD・DVD」。女性の1位は「アパレル(洋服など)」で、2位が「食品・飲料」だった。男性は実物を見なくても購入できる商品を好む傾向がある一方、女性は自身が身に付けるアイテム、コスメや健康食品などのリピート商材が売れ筋となっている。
国内でインターネット通販を利用する際の1回あたりの平均購入額は、43%の人が「3000円〜5000円未満」の範囲内でショッピングを利用。続いて、「5000円〜1万円未満」が34%、3000円未満が29%。高額商材をネットで購入する人は少ないという傾向があるとしている。
【調査概要】
- 調査方法:インターネット調査
- 調査対象:全国の10代〜70代の男女
- 総回収数:846名(男性:368名 女性:478名)
- 実施期間:2014年6月11日〜2014年6月17日の7日間