中川 昌俊 2016/12/14 10:00

Web接客ツール「Flipdesk」のSocketは12月13日、EC事業者の年末商戦における施策に関するアンケート結果を発表した。

EC事業者は年末にリスティング広告やメルマガなどを利用して消費者を集客。クーポンなどの値引きキャンペーンを行い、商品購入につなげようとしている状況が多いことがわかった。

2016年の年末商戦で取り組む集客施策について聞いたところ(複数回答可)、29社が「リスティング広告」と回答。28社が「メルマガ」と答えた。

2015年の施策でもリスティング広告、メルマガが他の集客施策を大きく上回っており、集客施策はほとんど変化がない。

また、今年の年末商戦で取り組むキャンペーン施策は「クーポンなど割引キャンペーン」が他のキャンペーンよりも圧倒的に多い。2015年の施策でもクーポンによる割引が最も多く、Web接客ツールが普及してクーポンの打ち出し方が容易になったことからクーポン利用店が増えている。

今年のキャンペーン企画でWeb接客ツールを利用するかという問いに対し71%が利用すると回答。利用の仕方としては次のようなことがあがっている。

  • キャンペーンの告知やキャンペーンページへの誘導をする。
  • 会員限定商品の訴求をする。
  • 新規訪問者へのアプローチのため。
  • CRMツールで休眠会員などセグメントされたお客様に対して、クーポン配信などを行う。
  • 該当ステージ毎にシナリオ設定し、会員優待セールを告知する。
  • ポイントアップや値下げキャンペーンのバナーを出す。

調査はSocketがEC事業者762社を対象に11月21日~30日にかけて行ったもの。そのうち35社から回答があった。

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