ニッセンが他ブランドも扱うファッションECモール「Alinoma」、カタログは大幅見直しへ
従来の総合カタログ媒体は大幅に見直し、ネット誘導目的での新たな紙媒体の活用へとシフトするという
カタログ通販大手のニッセンが通販モールの運営を始める。
ECを中心としたカテゴリーキラーモデルへの転換を図るとし、新規事業としてファッションECモール「Alinoma (アリノマ)」を4月6日にグランドオープンした。
従来の総合カタログ媒体は大幅に見直し、ネット誘導目的での新たな紙媒体の活用へとシフトしていくという。
「Alinoma(アリノマ)」は人気ブランドの大きいサイズのアイテムを中心に取りそろえたファッション通販サイト。
4月6日現在、OLIVE des OLIVE(オリーブ・デ・オリーブ)、earth music&ecology(アースミュージック&エコロジー)、EDWIN・SOMETHING(エドウイン・サムシング)などが参加。ニッセンの大きめサイズのアパレルブランド「スマイルランド」も参画している。
ニッセンはニッセンホールディングスの傘下のカタログ通販大手。業績悪化を受け、2016年11月1日付でニッセンHDはセブン&アイ・ホールディングスグループの完全子会社となった。
ニッセンHDは株式会社日本染芸として1970年に設立し、1974年にニッセンへ社名変更。「価格訴求」による商品開発で顧客を集めて事業を拡大し、2003年に東証1部に株式を上場。2012年にはUCCホールディングスとの資本業務提携でシャディの全株式を取得した。
2014年にセブン&アイ・ホールディングス、セブン&アイ・ネットメディアと資本業務提携契約を締結、セブン&アイHDグループの連結子会社になっていた。
セブン&アイHDの井阪隆一社長は2016年10月に開いた記者会見で、ニッセンの「スマイルランド」を強化する考えを表明していた。
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