梱包作業の生産性が10倍に向上、ヤマトグループが三辺自動梱包機を導入
日本初の三辺自動梱包機を厚木ゲートウェイに導入。梱包作業の生産性は、従来の手作業と比べて約10倍に向上
ヤマトホールディングス傘下のヤマトロジスティクスは11月13日、仏ネオポストグループが販売している三辺自動梱包機を厚木ゲートウェイに導入したことを明らかにした。
梱包作業の生産性は、従来の手作業と比べて約10倍に向上するという。
新たに導入した三辺自動梱包機は、商品の三辺を自動計測し、商品ごとに最適な段ボールボックスを生成するもの。梱包だけでなく、送り状の発行と貼付も自動で行う。
製造能力は1時間あたり最大456箱。宅急便60サイズから160サイズに対応する。箱の三辺を計測した上で、商材の形状に合った最適な梱包を行うため、緩衝材を削減することもできるという。
10月25日、ネット通販などを手がけるRealStyle向けに運用を開始した。ヤマトグループによると、この三辺自動梱包機を導入するのは日本初。
三辺自動梱包機を導入したのは、ヤマトグループが2013年に発表した「バリュー・ネットワーキング」構想の一環。これまで厚木、中部、関西の各ゲートウェイや、羽田クロノゲート、沖縄国際物流ハブなどでスピード輸送ネットワークの構築を進めてきた。
今後はゲートウェイ間の多頻度幹線輸送ネットワークをより効果的に活用するため、ゲートウェイ周辺にあるヤマトグループの拠点においても付加価値機能を強化する。また、配送現場の労働力不足などに対応するため物流全体におけるデジタル化と自動化を進める。
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