楽天がBtoB仕入れサービス「楽天B2B」を終了へ、事業の一部をオークファンに譲渡
「楽天B2B」の事業の一部を、オークション相場比較サイトなどを運営するオークファンの子会社であるSynaBizに譲渡
楽天は12月7日、楽天市場の出店者向けに提供しているBtoB仕入れサービス「楽天BtoB」を2018年3月29日に終了すると発表した。
「楽天B2B」の事業の一部(サプライヤーとの契約)を、オークション相場比較サイトなどを運営するオークファンの子会社であるSynaBizに譲渡する。
「楽天市場」出店店舗のニーズの変化を踏まえ、サービスの終了と事業譲渡を決定した。「楽天BtoB」の2016年度の売上高は8100万円だった。
譲渡予定日は2018年3月30日。事業譲渡に伴い、楽天はSynaBizから300万円を受領する。
「楽天BtoB」のサプライヤーとの契約は、SynaBizが運営する卸サイト「NETSEA」が引き継ぐ。「楽天B2B」利用者(サプライヤー・バイヤー)に対し、「NETSEA」への登録を楽天・SynaBiz両社で案内していくという。
「楽天BtoB」のバイヤーや、事業に従事している楽天の従業員、事業に関する資産や負債の一切は契約には含まれていないとしている。
SynaBizはオークファンの100%子会社。2017年9月期の売上高は15億1808万円だった。
オークファンによると、「NETSEA」の既存バイヤーの中には「楽天市場」出店店舗も多く、「楽天市場」での販売のために「NETSEA」を利用している企業も少なくないという。
オークファンは12月1日にBEENOSグループのネットプライスを買収している。
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