「楽天市場」にブランドサイトを設置できる新広告メニュー、販売店への誘導などに活用
「楽天市場」をメディアとして位置付け、広告の販売を強化
楽天は12月11日、「楽天市場」内に企業のブランドサイトを設置できる広告商品「RMP(Rakuten Marketing Platform)-Brand Gateway」の提供を本格的に開始した。
ブランドサイトでは動画などリッチなコンテンツで商品を紹介したり、「楽天市場」の店舗にユーザーを誘導したりできる。
「RMP-Brand Gateway」は「楽天市場」のトップページにある「メーカーおすすめ商品」の枠内にバナーが掲載される。第1弾として、マテル・インターナショナルが展開する玩具のブランドサイトが開設された。
これまで「楽天市場」では、花王や日本コカ・コーラ、プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパンなど一部メーカーの情報を「メーカーおすすめ商品」の中で掲載してきた。
2018年1月以降、マテル社を含め約15のブランドサイトの開設を予定しているという。
ブランドサイトを閲覧したユーザー層のデータや、売上データなどのレポートを広告主に提供する。2018年春以降、管理ツール「RMP-Datatool for Brands(仮称)」を提供し、利用企業側でリアルタイムにコンテンツの更新やデータの閲覧などを行えるようにする予定。
「RMP-Brand Gateway」は、楽天グループの楽天データマーケティングが提供している。「楽天市場」をメディアとして位置付け、広告の販売を強化する。
楽天データマーケティングは楽天と電通の合弁会社(出資比率は楽天51%、電通49%)。2017年7月に設立され、10月に営業を開始した。楽天グループが持つビッグデータと、電通グループのデータや知見を生かし、マーケティングソリューションを提供している。
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