ECの「セール利用率」トップは京都、最も低いのは佐賀【JADMA調査】
通販利用者のうち、ネット通販のセールの利用率が最も高いのは京都府民――。
公益社団法人日本通信販売協会(JADMA)が1月15日に公表した「ジャドマ県民通販第調査2017」から、ECのセールの利用に関する地域性の違いが浮かび上がった。
直近1年間に通販を利用者した消費者に、「ネット通販のセールをどの程度利用しますか?」と質問。「通販セール利用率」の1位は京都府で40%。
2位以下は熊本県(39.0%)、茨城県(38.5%)、大阪府(37.0%)、岡山県(36.0%)と続いた。
全国平均は31.2%。最も低いのは佐賀県の25.0%だった。
選択肢として「セールでないと通販サイトを利用しない」「セールがあれば必ず商品を買う」「セールを頻繁に利用する」「セールはたまに利用する」「セールはほとんど利用しない」「セールは全く利用しない」を提示し、「セールでないと通販サイトを利用しない」「セールがあれば必ず商品を買う」「セールを頻繁に利用する」を選んだ回答者の割合を合算して「通販セール利用率」を算出した。
ランキングは次の通り。
- 1位 → 京都府(40.0%)
- 2位 → 熊本県(39.0%)
- 3位 → 茨城県(38.5%)
- 4位 → 大阪府(37.0%)
- 5位 → 岡山県(36.0%)
- 6位 → 徳島県(35.5%)
- 7位 → 千葉県(35.3%)
- 8位 → 大分県(35.0%)
- 9位 → 静岡県(34.5%)
- 9位 → 鹿児島県(34.5%)
- 11位 → 神奈川県(34.0%)
- 12位 → 群馬県(33.5%)
- 13位 → 岩手県(33.0%)
- 13位 → 秋田県(33.0%)
- 13位 → 東京都(33.0%)
- 16位 → 愛知県(32.7%)
- 17位 → 福島県(32.5%)
- 18位 → 香川県(32.0%)
- 19位 → 宮城県(31.5%)
- 19位 → 石川県(31.5%)
- 19位 → 沖縄県(31.5%)
- 22位 → 山形県(31.0%)
- 23位 → 山梨県(30.5%)
- 23位 → 岐阜県(30.5%)
- 23位 → 福岡県(30.5%)
- 26位 → 埼玉県(30.3%)
- 27位 → 栃木県(30.0%)
- 27位 → 富山県(30.0%)
- 27位 → 三重県(30.0%)
- 27位 → 奈良県(30.0%)
- 31位 → 福井県(29.5%)
- 31位 → 兵庫県(29.5%)
- 33位 → 滋賀県(29.0%)
- 33位 → 広島県(29.0%)
- 35位 → 北海道)28.5%)
- 35位 → 島根県(28.5%)
- 37位 → 新潟県(28.0%)
- 37位 → 長崎県(28.0%)
- 39位 → 青森県(27.5%)
- 39位 → 高知県(27.5%)
- 41位 → 山口県(27.0%)
- 41位 → 愛媛県(27.0%)
- 43位 → 長野県(26.5%)
- 43位 → 和歌山県(26.5%)
- 43位 → 宮崎県(26.5%)
- 46位 → 鳥取県(25.5%)
- 47位 → 佐賀県(25.0%)
ネットオークション・フリマ利用率の1位も京都
また、「これまでにネットオークション・フリマを利用したことがありますか? その頻度はどのくらいですか?」という質問も実施。「週3回以上」「週2回程度」「週1回程度」「月に2~3回程度」「月に1回程度」「2~3か月に1回程度」「半年に1回程度」「1年に1回程度」「それ以下」のなかから1つを選択してもらい、ネットオークション・フリマ利用率を算出した。
その結果、利用率が高い都道府県のベスト3は京都府(53.0%)、岡山県(51.0%)、福島県(50.5%)だった。
県民性データアナリストの久保哲朗氏は、「ネット通販セール利用率」と「ネットオークション・フリマ利用率」が全国1位だった京都について、「大学生の数が全国1位。非正規雇用率が3位と、通販でかしこく買い物をして、家計を上手にやりくりしている模様」などと分析している。
調査概要
- 調査名:ジャドマ県民通販大調査
- 実施時期:2017年9月4日から9月8日
- 調査手法:インターネット調査
- 調査対象:全国の20代から60代、および直近1年で通販を利用したことがある男女1万人(各県200人ずつ、一部人口が多い都道府県は300人)