セブン&アイ、CRM戦略推進のための「デジタル戦略推進」組織を新設
オムニチャネル管理部の名称を「デジタル戦略部」へと変更し、デジタル戦略部などを統括するデジタル推進本部を新設
セブン&アイホールディングスは3月1日付で、オムニチャネル管理部の名称を「デジタル戦略部」に変更する。
デジタル戦略部などを統括するデジタル推進本部を新たに設置、本部長に後藤克弘副社長が就任する。
組織変更の目的としてデジタル戦略推進体制の強化をあげた。ITを活用して顧客1人ひとりの情報を生かし、よりニーズに合致した商品開発やCRM戦略を推進するとしている。
セブン&アイは2016年10月、従来のオムニチャネル戦略の見直しを行った。「顧客ごとにグループ各社の利用状況をつなげ、全チャネルを通じてサービスの質を追求すること」を目標に掲げ、グループの顧客戦略をオムニチャネル戦略として再定義した。
国内のグループ店舗に来店する1日あたり2200万人(当時)に上る顧客のCRMを生かした販促、きめ細やかなパーソナル販売を強化するとした。
2017年2月期は「omni7(オムニ7)」における商品力の強化を図ったほか、各社共通のポイントプログラムやパーソナル販売などを可能とするスマートフォン用アプリの開発にも着手。
2017年には、CRM機能やマーケティングオートメーション機能などを備えたクラウド型ビジネスアプリケーション「Salesforce Service Cloud」を採用。グループ全体で顧客情報を一元管理し、リアル店舗とECの垣根を超えて顧客1人ひとりに最適化したサービスの提供をめざしている。
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