アダストリアが始めた画像検索機能とは。ECサイトの導入が進むイメージ検索
マガシーク、ユニクロ、LINE、楽天市場などが画像検索(イメージ検索)を導入している
アダストリアは8月8日、公式オンラインショップ「[.st] (ドットエスティ)」に画像検索機能を追加したと発表した。
Webサイトやアプリに商品の画像をアップロードすると、人工知能(AI)が画像を認識し、関連する商品をレコメンドする。
画像認識のAIは、ファッションに特化したAIの開発に取り組むニューロープの協力を得て開発した。
複数のアイテムが含まれる1枚のスナップを1秒で解析。理論上、月間約260万枚のスナップを解析できるという。アダストリアが展開する20以上のブランドの商品データを活用している。
アダストリアは今後、このAI技術を活用して「店舗来訪者のファッション分析」「オンライン接客への拡張」「WEBコンテンツのシームレス化」といった新規サービスの開発に取り組むとしている。
ファッションECで画像検索が拡大
ファッション分野ではECサイトに画像検索機能を実装する動きが広がっている。
マガシークは2017年12月、ファッションECサイト「MAGASEEK」のセール通知アプリ「MAGASEEK SALE SEARCH」をリニューアルし、画像に基づいて類似商品をレコメンドする新機能を実装した。ニューロープが開発した人工知能「CBK scnnr(カブキスキャナー)」を利用している。
LINEは2018年6月28日、「LINEショッピング」に写真や画像で商品検索できる新機能「ショッピングレンズ」を導入。商品の写真をアップロードすると、「LINEショッピング」に掲載されている6000万点以上(当時)のアイテムの中から似た商品を検索できる。
ユニクロは2017年3月、スマホサイトに画像検索機能を実装した。楽天も「楽天市場」のファッションやインテリアジャンルで商品検索機能「イメージサーチ」を導入している。
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