越境eコマース強化の一環でシンガポールの「Qoo10」に出店、下着通販・ECの白鳩
海外向け通販・ECサイトは5店舗目、白鳩はグローバル展開を成長戦略に掲げ、海外販売を加速する
下着のECを手掛ける白鳩は9月3日、ジオシスグループがシンガポールで運営する通販・ECモール「Qoo10 - Singapore」に出店した。シンガポール向けでは2014年2月、楽天が運営するシンガポールの「Rakuten.com.sg」に出店している。越境eコマースに関する通販・ECサイトは5店舗目。白鳩はグローバル展開を成長戦略に掲げており、海外販売を加速する。
白鳩は2014年4月に東京証券取引所ジャスダック市場へ上場。東南アジアの多様化する顧客ニーズに対応するため、越境eコマースに力を入れる方針を掲げている。
2012年10月に楽天がインドネシアで展開する「RakutenBELANJA ONLINE」に、2013年7月には中国のショッピングモール「天猫国際(Tmall.hk)」に出店。2014年2月にはグローバルサイトを開設している。
一方、本格的な中国進出に向けた体制作りにも着手。海外販路拡大に伴う中国現地法人の設立費用として、上場時に調達した資金から2000万円を充当する方針を掲げている。正社員として中国人スタッフを採用するなど、海外事業戦略を継続して推進する考え。
白鳩は創業者の池上勝社長が1974年に設立。1995年から通販を開始した。カタログ通販、ネット通販へとチャネルを転換し、店舗展開も進めている。同社の主力商品である下着はSKU単位で商品管理が必要で、早くから自社開発の通販システムを導入。商品管理、顧客などのデータを重視した経営を進めてきた。
ジオシスグループはeBayとのジョイントベンチャーで、シンガポールに本社を置く。日本のほか、中国、マレーシア、インドネシアなどで事業を展開している。
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