瀧川 正実 2014/10/2 7:00

メガネスーパーはEC構築パッケージのecbeingと共同で、600万人超の顧客データを活用し、リアル店舗と通販・ECサイトを連動したオムニチャネルの取り組みを進めることを明らかにした。メガネスーパーは売上高と顧客満足度の向上、ecbeingはビッグデータやオムニチャネルのノウハウを蓄積し、ECサイト構築パッケージやマーケティング支援の拡充などに活用する。

共同で取り組むオムニチャネルのテーマは、「接客サービスの高度化」「デリバリーサービスの利便性向上」「マーケティング展開の精度向上」。

「接客サービスの高度化」は、店舗でタブレット端末を活用した接客におけるサイトUIの最適化に加え、店舗や自社EC、電話注文の全チャネルのデータ一元化に取り組む。

「デリバリーサービスの利便性向上」は、店舗は在庫がない商品の直販やEC購入商品の店頭受け取り、EC会員の店頭における現金不要決済に取り組むのが柱。「マーケティング展開の精度向上」は、600万人を超える顧客データのDMP化によるメール・広告配信展開――を行う。

メガネスーパーはオムニチャネルを推進する

メガネスーパーのECサイトはリニューアル後、売上高が急増している

メガネスーパーの特徴は、シニア・ミドルシニアに向けた販売が中心ということ。マーケットが拡大しているシニア・ミドルシニア層に特化し、ビッグデータを活用したオムニチャネルを進める。

メガネスーパーは2013年12月、ECサイト「「メガネスーパー公式通販サイト」をリニューアル。ASPから「ecbeing」に移行し、スマートフォン対応やCRM機能によるリピート売り上げなどが向上。2014年8月までの累計売上高は前年同期比174.2%で拡大しているという。

2014年7月には「眼鏡の試着サービス」を開始し、ecbeingとO2O型のサービスの提供を始めている。

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