石居 岳 2020/7/14 10:00

オンワードグループは8月下旬、「ZOZOTOWN」に再出店する。「ZOZOTOWN」ユーザーと親和性の高い11ブランド・13ショップが出店する。2019年2月に「ZOZOTOEN」を退店して以来、約1年半ぶりの再出店となる。

オンワードグループの2020年3-5月期(第1四半期)における国内事業の売上高を販路別にみると、リアル販路は、百貨店売上高が前年同期比71%減の約54億円。ショッピングセンターその他の売上高も同40%減の約157億円と苦戦した。

一方、EC売上高は同50%増の約91億円と大きく伸長。リアル販路の売上高の減少分を一定程度カバーした。自社ECは同62.9%増、他社ECモールは同11.3%減。EC化率は45%、自社EC比率は90%。

オンワードグループの2020年3-5月期(第1四半期)における国内事業の売上高
オンワードグループの1Q販路別売上高(画像はオンワードHDの決算説明会資料から編集部がキャプチャ)

「新型コロナウイルス感染症の影響により、消費者のECサービスへのニーズはさらに高まる」と見込んでいるオンワードグループは、「ZOZOTOWN」再出店でZOZOユーザーの再開拓を進める。

「ZOZOTOWN」に出店する13ショップは、J.PRESS、JOSEPH、TOCCA、Paul Smith Woman、any SiS、any FAM、Feroux、SHARE PARK、L size ONWARD、S size ONWARD、GRACE CONTINENTAL、Tiaclasse、Chut!INTIMATES。11ブランドはJ.PRESS、JOSEPH、TOCCA、Paul Smith、any SiS、any FAM、Feroux、SHARE PARK、GRACE CONTINENTAL、Tiaclasse、Chut!INTIMATES。

オンワードホールディングスの2020年2月期におけるEC売上高は、前期比30.6%増の333億800万円。主力子会社であるオンワード樫山のEC売上高が同10%以上伸びたほか、他のグループ企業の国内EC売上高は同2倍以上に増加した。連結売上高に占めるECの割合(EC化率)は、前の期と比べて2.8ポイント増の13.4%に上昇している。

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