すかいらーくがネット通販に参入。年内に楽天とAmazonに出店、自社ECサイトは2021年に開設

2020年10~11月に「楽天市場」「Amazon.co.jp」に出店。2021年2月以降、自社ECサイトを開設。withコロナ時代への対応として、従来事業の枠を超えて新たな販売チャネルの拡大に取り組む必要があると判断した

瀧川 正実

2020年8月17日 10:00

すかいらーくホールディングスがECビジネスに参入することを決めた。2020年内に「楽天市場」「Amazon.co.jp」に出店。2021年にも自社ECサイトを立ち上げる。

withコロナ時代への対応として、従来事業の枠を超えて新たな販売チャネルの拡大に取り組む必要があると判断。新型コロナウイルス感染症拡大に伴うイエナカ消費の増加に対応する。

2020年10~11月に「楽天市場」「Amazon.co.jp」に出店。2021年2月以降、自社ECサイトを開設する。

現在、テイクアウト販売しているバーミヤンの看板商品「冷凍餃子」など、既存商品を通販・EC用に仕立てて販売する。全国10か所に構える食材管理と調理を行うセントラルキッチンの設備を活用し、バーミヤン以外の業態の商品も展開する。

すかいらーくホールディングスがECビジネスに参入することを決めた。2020年内に「楽天市場」「Amazon.co.jp」に出店。2021年にも自社ECサイトを立ち上げる
すかいらーくホールディングスのECビジネスについて(画像は決算説明会資料から編集部がキャプチャ)

すかいらーくホールディングスは全国に約3200の店舗を構えている。スケールメリットを生かした食材調達、セントラルキッチンでの生産、自社物流システムによる配送、独自のサプライチェーンという経営資源を活用し、イエナカ消費の拡大に対応していく。

すかいらーくホールディングスが8月13日に発表した2020年1~6月期(中間期)連結業績(国際会計基準)によると、売上高に当たる売上収益は前年同期比25.8%減の1390億6600万円、最終損益は189億円の赤字(前年同期は53億円の黒字)だった。

新規出店の凍結、IT投資の見直しなどコスト・投資の抜本的見直しを図る一方、需要が高まるネット通販など新たな販売チャネルへの投資は積極的に進める。

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