スマホでネット通販を利用するユーザーがパソコンを上回る、ニールセン調査
eコマースや旅行などのカテゴリで、スマホからの利用者数がPCからの利用者を超えた
視聴行動分析サービスを提供するニールセンが10月21日に発表したスマートフォン(スマホ)の利用状況をまとめたレポート「Life with Mobile」によると、スマホでインターネットを利用するユーザーの数は、2013年4月から2014年4月の1年間で4000万人を突破したことがわかった。ネット通販の利用に関しては、スマホで利用するユーザーがパソコンを上回ったとしている。
調査によると、スマホからのインターネット利用者数の推移は、2013年4月から2014年4月の1年間で1172万人(41%)増加し、4000万人を突破した。一方、パソコンでインターネットを利用する人は同期間で522万人減の5205万人。
10歳代から20歳代のスマホ利用者が多いものの、50歳代は2013年4月時点で比べると、スマホ保有率が2倍となる30%に伸びている。
ニールセンが独自分類した15のカテゴリのうち、半数以上の9カテゴリでスマホからの利用者数がPCからの利用者を超えた。そのなかでは、eコマース、旅行などを挙げている。
ニールセンでは、「インターネットへの入り口がスマホに移行し始めていると言ってよい状況だと考える。マーケティング担当者がさまざまな施策を考える上で、スマホファーストが必須の考え方になっていることを表しているのではないか」としている。
今回の調査は、スマートフォン視聴率情報Nielsen Mobile NetView(ニールセン・モバイル・ネットビュー)、PC版インターネット視聴率情報Nielsen NetView(ニールセン・ネットビュー)の3つのデータソースを活用し、2013年4月から2014年4月の1年間でのスマートフォンの利用状況をまとめた。
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