瀧川 正実 2014/12/24 10:00

ニールセンは12月16日、2014年のPCとスマートフォンでのインターネットサービス利用者数ランキングを公表した。それによると、トップ10に入ったEC企業、楽天とアマゾンともにパソコン経由の利用者数が減少した。一方、スマートフォンの利用者数は両社ともに2ケタの増加となっている。

ランキングではパソコンを使ったインターネット利用者数トップ10に入ったすべてのサイトが前年と比べて利用者数は減少。1位のヤフーは12%、2位のグーグルは17%減少している。全体では8%減。

EC企業では楽天が6位、アマゾンが7位。楽天は15%、アマゾンは14%、それぞれ利用者数が減少した。

ニールセンが調査した2014年のパソコンを通じたインターネット利用者のランキング

日本におけるパソコンからの利用者数TOP10(出典はニールセンの調査

ニールセンによると、2014年はスマートフォンが躍進。「2013年からさまざまなインターネットサービスの利用がPCからスマートフォンへ移行しており、今年はそれがさらに進んだ一年となった」としている。

スマートフォンを使ったインターネット利用者数のトップ10では、全企業で前年と比べると利用者数が増加。全体では34%増だった。トップはグーグルで33%、2位はヤフーで35%。

EC企業では5位に楽天、8位にアマゾンがランクイン。楽天は44%、アマゾンは60%、それぞれ増加している。

ニールセンが調査した2014年のスマートフォンを通じたインターネット利用者のランキング

日本におけるスマートフォンからの利用者数 TOP10(出典はニールセンの調査

ニールセンの高木史郎アナリストは「スマートフォンは、直近の弊社の調べでは、16歳~49歳では70%の普及率にまで伸長しました。来年以降の大きな伸びしろは50代以上(普及率17%)に限られるため、スマートフォン利用者数はこれまでのような急成長から、緩やかな成長へと移行していくと考えられます」とコメントしている。

今回の調査結果は、スマートフォン視聴率情報Nielsen Mobile NetView(ニールセン・モバイル・ネットビュー)、PC版インターネット視聴率情報Nielsen NetView(ニールセン・ネットビュー)のデータをもとにランキングを作成した。

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