最も使われるECアプリは「Amazon」。女性は「楽天市場」男性は「アマゾン」が1位
国内の消費者が最も多く利用するECアプリは「Amazon」。女性に限ると「楽天市場」が1位に――。
視聴行動分析サービスを提供するニールセンデジタルがこのほど公表した、日本におけるEコマース利用状況調査で、国内におけるECアプリの利用者数が明らかになった。
2017年3月度におけるECアプリの利用者数トップ3は「Amazon」「楽天市場」「メルカリ」。アプリの利用者数は「Amazon」が1753万人(男性934万人、女性819万人)、「楽天市場」が1677万人(男性687万人、女性990万人)、メルカリは1132万人(男性397万人、女性735万人)。
男女別の利用者数をみると、女性は「楽天市場」が最も多く、男性は「Amazon」が最も多い。3位の「メルカリ」は女性の利用者数が男性の約1.9倍に達しており、性別による利用者数の違いが際立っている。
上位3サービスのうち「1つのサービスしか利用していない女性」は59%(1006万人)。「楽天市場」のみを利用している女性は24%、「Amazon」のみと「メルカリ」だけの利用者はそれぞれ18%だった。
「1つのサービスしか利用していない男性」は64%(921万人)。「Amazon」のみを利用している人が33%で最も多い。「楽天市場」だけを利用しているのは22%、「メルカリ」のみは10%。
スマートフォンからの「Eコマース」利用者数は女性が2815万人、男性は2640万人。
デバイス別のEC利用状況をみると「利用者数」と「利用回数」は男女ともにスマートフォンがパソコンを大きく上回っている。ただし、男性の「利用時間」はパソコンの方がスマートフォンよりも長い。
調査概要
スマートフォン視聴率情報「Nielsen Mobile NetView(ニールセン モバイル ネットビュー)」、PC版インターネット視聴率情報「Nielsen NetView(ニールセン ネットビュー)」のデータをもとに、2017年3月の日本における「Eコマース」の男女別の利用状況を集計。
「Nielsen Mobile NetView」は全国8000人(iOS、Android各4000人)の調査協力モニターから取得するアクセスログ情報を元に作成。「Nielsen NetView」は全国で4万人以上のオンライン視聴者パネルを構築し、データを収集している。