Instagramきっかけに書籍の出版、LOFTの売り場プロデュース。「和気文具」社長が語る「インスタが生んだ波及効果」
ECに関わるキーパーソンがこれからのECビジネスなどについて語り合う「ECの未来」。司会進行役は人気ECサイト「ozie」を運営する柳田織物の柳田敏正社長。
9回目はワキ 代表取締役の岸井祥司氏をゲストに迎え、「Instagram運用のポイント」をテーマに語り合う。後半は「インスタが生んだ波及効果」について語る。
岸井氏が語る、Instagramをきっかけに「リアルにつながったこと」とは
フォロワー数16万5000人以上(2020年10月現在)を抱える「和気文具」のInstagram。フォロワー内に出版社の編集者がいたことから、投稿内容をまとめた『開くたびにワクワクする 和気文具の手帳アイデア』(著:今田里美、刊:KADOKAWA)の出版につながった。
Instagramのコメントからユーザーのニーズや不満を分析し、大手メーカーが作らないスキマ商品を企画し商品化。こうした商品がLLOFTのバイヤーに注目され、LOFTの売り場プロデュースを任されることに。インスタやECサイト運営で得たユーザーレビューを生かして、来店客が商品を選びやすい売り場作りを行っているという。
ECサイトと大阪の実店舗のみだったビジネスは、Instagramへの投稿をきっかけに、大きく変わっていった――。
【9回目のゲスト】ワキ 代表取締役社長の岸井祥司氏
【司会進行】柳田織物 代表取締役の柳田敏正氏
「信頼できる情報源・メディアであるか」を大切にする
対談内での印象的なワードを以下に紹介する。
Instagramで商品を紹介していると、どういったものに需要があるのか反応がよくわかる。コメントからユーザーの不満やニーズがわかってくる。
文房具の魅力や市場を作る努力はできる。僕らはスモールビジネスなので、身近なお客さまに喜んでいただくことを優先してやっている。
売り場には商品を選ぶ時に参考になるレビューや情報がないけれど、ウェブにはある。
お客さまのニーズにこたえられるような情報を精査して、作りこんでいく。(柳田氏)
好きなことをSNS、特にインスタグラムでは発信するべきだなと。売り上げを作るために疲れていたら、何をしているのかわからない。
岸井氏と柳田氏が語り合った「ECの未来」。詳細をもっと知りたい方は動画をチェックしてください!
EC業界の著名人などにインタビューし、これからのECを考察する動画メディア。企画・運営はEC支援のサヴァリ。司会進行役の柳田社長がEC業界のキーマンに独自の視点で切り込んでいく。