ファン育成やLTV向上などに直結するアプリを手軽にノーコードで開発できる「Yappli」とは
ノーコードのアプリプラットフォーム「Yappli(ヤプリ)」。2020 年に「Yappli」を使いリリースされたEC・オムニチャネル関連アプリの平均ダウンロード数は前年比1.3倍に拡大している。顧客接点から販売チャネル、ファン育成の場へと重要度が増しているスマートフォンアプリ。「Yappli」のサービス概要と導入実績から、EC事業者にアプリが欠かせない理由を探る。
アプリの滞在時間Webサイトに比べ約20倍
ファンやリピーターとつながる自社独自のチャネル「スマートフォンアプリ」。ユーザー自身でスマートフォンにダウンロードする「一手間」がある一方、その手間を惜しまずにアクションしてくれるコアなファンに利用してもらいやすい。ライトユーザーであっても、アプリで継続的にコミュニケーションを重ねることで深いつながりも構築できる。
Webサイトに比べ、滞在時間が長くなるのもアプリの特徴。Webサイトの平均月間滞在時間10.9分に対し、アプリは同201.8分と約20倍という調査結果もある(出典元:comScore Mobile Metrix, U.S June 2015 Top 1000 モバイルアプリ vs Top 1000 モバイルサイト)。ユーザーの滞在時間が長くなると、その分コンテンツ閲覧やアプリ内の回遊時間が長くなることから、購入検討の機会拡大につながる。
現在「Yappli」を導入しているO2O、EC、オムニチャネル関連アプリの大半は、顧客のエンゲージメント向上やコミュニケーション強化を目的に作られている。ユーザー側も利便性の良さを実感しやすいことから、新規・既存顧客によるダウンロード数が大幅に増えているという。
事例①
アプリ再訪に効果を発揮するプッシュ通知
アプリを通じてファン化を図り、ECでの再購入につなげる上で最も効果的で有力な方法が「プッシュ通知」だ。ヤプリの調査では、プッシュ通知はメルマガに比べて3倍の開封率が見込めるという。また、データベースと連動させることで、パーソナライズされた1to1コミュニケーションが可能となり、ECサイトへの再訪を促しLTV向上にも寄与する。
「Yappli」を活用してアプリを運用しているあるEC企業は、ほぼ毎日プッシュ通知を配信している。配信内容はセールや送料無料キャンペーンなど。日替わりでさまざまな企画を実施し、プッシュ通知で告知することで一定の成果につなげている。この企業のケースでは、「午前10時~正午までのタイムセール」といった時間限定の施策を、開始と同タイミングで通知。こうした仕掛けでプッシュ通知を送ることで、売り上げを伸ばしている。
事例②
店頭でのアピールでアプリDL数大幅アップ
「Yappli」は、顧客とコミュニケーションを図る上で重要なツールとなるアプリをノーコード(プログラミング不要)で素早く簡単に開発でき、運用面でのサポートも手厚い。「Yappli」でアプリ運用を行っている企業の中から、多くの成功事例が出ている。
導入企業の1社であるアパレル企業は、実店舗を活用し、店頭でのダウンロード促進施策を実行。レジでの接客時、店内のポスター、試着室のPOPなどで積極的にアプリの存在をアピールしている。またアプリの新規登録で、実店舗とEC双方で利用できるポイント付与というインセンティブも展開。こうした取り組みが奏功し、アプリのダウンロード数は大幅に伸びているという。
もう1社、「Yappli」を導入する化粧品EC事業者は、EC売上高のうち10%以上がアプリ経由となり、アプリが欠かせない販売チャネルになっている。アプリの運用開始から7か月で、8回リピート購入する顧客が現れるなど、アプリがコアなファンを育てる重要な顧客接点になっているという。
前述したプッシュ通知など、ファン化促進や売り上げに直結するアプリならではのさまざまな施策を手軽に実施できる運用のしやすさが、「Yappli」の利用拡大につながっている。