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ネッ担まとめ

経産省が毎年発表している電子商取引に関する市場調査の令和2年(2020年)分が発表されました。コロナの影響でネット通販が急増したイメージがありますが実際はどうだったのでしょうか?

コロナの影響を受けた分野/受けなかった分野

電子商取引に関する市場調査の結果を取りまとめました | METI/経済産業省
https://www.meti.go.jp/press/2021/07/20210730010/20210730010.html

令和2年度 産業経済研究委託事業(電子商取引に関する市場調査)| 経済産業省(PDF)
https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/statistics/outlook/210730_new_hokokusho.pdf

2020年のBtoC-EC市場規模は19兆円。物販系は21%増の12兆円、EC化率は8.08% | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/8952

BtoC-ECの各分野の市場規模と伸長率

ずっと右肩上がりに成長してきた国内BtoC-EC市場規模。今回はなんと全体でほぼ横ばいという結果となりました。物販とデジタル系は伸びたものの、旅行サービス、飲食サービス、チケット販売といったサービス系分野の落ち込みが大きく、特に旅行サービス系は前年比60.24%減と落ち込みが大きかったためです。その一方で今回の調査から新設されたフードデリバリーサービスの市場規模は3,487億円となっており、このカテゴリーの市場規模の大きさもうかがえます。

物販系はすべてのカテゴリーで伸びており、軒並み20%以上の伸び率となっています。「生活家電・AV 機器・PC・周辺機器等」「衣類・服装雑貨等」「食品、飲料、酒類」「生活雑貨、家具、インテリア」の4カテゴリーで物販系分野の73%を占めています。実際に皆さんがネットで購入されているのもこのカテゴリーが多いですよね。

デジタル系は電子出版、有料動画配信の伸びが大きく、伸び率は30%を超えています。有料動画配信はもっと伸びてもよさそうな気もしましたが、無料で楽しめるYouTubeなどがあるので仕方のないところでしょうか。

法人取引のBtoB-EC市場規模は334兆円で5%減、EC化率は33.5%。「小売」「建設・不動産業」「情報通信」で規模拡大【2020年】 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/8961

「令和2年度産業経済研究委託事業(電子商取引に関する市場調査)」 2020年のBtoB-EC(企業間電子商取引)市場規模は334兆9000億円 前年比5.1%減
BtoB-ECの市場規模とEC化率の推移(2016年〜2020年)

国内BtoB-EC市場規模は334兆9000億円で前年比5.1%減となっていますが、EC化率は31,7%から33.5%と増加しており、商取引の電子化が進んでいることがわかります。その中でも、「小売」「建設・不動産業」「情報通信」のカテゴリーは前年比で増加しており、特に小売は30.6%の増加となっています。詳細はわかりませんが、食料品小売業、スポーツ・本・音楽・玩具小売業あたりの市場規模が大きくなっていそうですね。

CtoC-ECの推定市場規模と伸び率

CtoCの市場規模は1兆9,586億円で12.5%増でした。リユース業界の市場規模は2020年に2兆5,000億円で2025年には3兆2,500億円に達すると予測されていますので、二次流通が伸びるのは間違いなさそうです。

経済産業省が7月30日に発表した「令和2年度産業経済研究委託事業(電子商取引に関する市場調査)」 スマートフォン経由の市場規模の直近5年間の推移
スマートフォン経由の市場規模とスマートフォン比率の推移(2015年〜2020年)

物販におけるスマホEC市場は2020年は6兆2269億円で46.1%増となっています。全体の50.9%で8.5ポイント拡大し、半分以上がスマホ経由となっています。こちらも納得の数字ですね。

調査報告書ではDtoCやサブスクについても触れられていますし、配送数などの物流関連、カードの不正、SNSの利用などについても書かれていますので、ネッ担の皆さんは隅々まで目を通しておきましょう。

EC全般

報道発表資料:令和2年度宅配便取扱実績について | 国土交通省
https://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha04_hh_000235.html

上記調査に関連して。宅配便の取扱個数も対前年度比11.9%の増加です。

メルカリ、初の通期で黒字化 潜在顧客がまだまだ増えている理由:21年6月期 | ITmedia ビジネスオンライン
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2108/12/news136.html

CtoC市場が拡大していることがわかる記事。まだまだ伸びるとのこと。

千趣会がオークネットと協業、二次流通サービスを通じてベルメゾン会員向けに新しい価値を提供 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/8943

千趣会も「衣料品を中心としたアイテム(他社製品含む)の買い取りサービス」を会員向けに開始。

【独占】GMO熊谷正寿 社長を直撃、NFTがなぜ「ブロックチェーンに続く衝撃」なのか? | FinTech Journal
https://www.sbbit.jp/article/fj/67378

国内初、NFTを活用したJリーグオフィシャルライセンスゲームを提供 | OneSportsのプレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000084533.html

熊谷社長の話されている通りになるとすると通販業界が激変しそうです。

ライブコマースや企業統合、アフィリエイト広告の行政処分など【コロナ禍の2021年上半期通販業界の主要な出来事まとめ】 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/8948

気になったのは業界再編とアフィリエイト広告をめぐる行政処分。この動きはまだまだ続きます。

「私の家族も被害者に」ネット広告のプロが"サプリや化粧品をネットで買うな"と訴える理由 ネットでは「法律を守る」と損をする | PRESIDENT Online
https://president.jp/articles/-/48367

上記に関連して。ネット広告の規制は厳しくなりますが悪徳業者はなかなか減りません。

Amazon、マーケットプレイスの返品や売れ残りを再活用する2つのプログラム | ITmedia NEWS
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2108/05/news068.html

アマゾンがマーケットプレイスで販売された欠陥製品にも自社で補償を行うと発表 | TechCrunch Japan
https://jp.techcrunch.com/2021/08/12/2021-08-10-amazon-says-it-will-now-compensate-consumers-for-defective-products-sold-on-its-marketplace/

日本では適用されていませんが、海外では返品やマーケットプレイスの仕組みが変わってきました。

しまむらがEC購入品を系列店で受け取り可能に。促進狙う驚きの“ついで買い”効果 | ニュースイッチ by 日刊工業新聞社
https://newswitch.jp/p/28224

ECでの購入商品を全国の2200店舗で受け取り可能、事前決済もOKとなるとかなり利便性が上がりますね。

ヤフー、EC「翌日配送」ほぼ全商品で ヤマトと連携 | 日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC28BNE0Y1A720C2000000/

「24年度までに離島や特大サイズの商品をのぞき、原則として全国で翌日配送ができるようにする」とのこと。

EC物販を行う個人事業主の34.6%が商標未登録により後悔した経験 約9割がECプラットフォーム内で商標登録できるサービスを希望 | cotoboxのプレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000026.000029675.html

商標関連のトラブルはよく聞きます。登録費用は弁理士手数料なども含めて10万そこそこなので登録した方が良いですよね。

ヤフオク!とPayPayフリマ、偽物出品対策に商品説明を十分に行わない行為についてパトロールを強化 | ECzine
https://eczine.jp/news/detail/4233

偽物や怪しい商品などがあるモールは使われなくなりますよね。

今週の名言

好奇心さえあればなんとでもなっちゃうので。そこさえ本人が持っていれば、そこから先のことは、本人次第で勝手に形になると思うんです
─株式会社ウチノ板金 代表取締役 内野友和氏

ドローンに折鶴好奇心旺盛におもしろがる板金屋 | 日本仕事百貨
https://shigoto100.com/2021/05/uchinobankin.html

好きこそものの上手なれ。何事も興味を持って取り組む人が強いですよね。

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森野 誠之

運営堂

運営堂代表。Web制作の営業など数社を経て2006年に独立後、名古屋を中心に地方のWeb運用を支援する業務に取り組む。現在はGoogleアナリティクスなどのアクセス解析を活用したサイト・広告改善支援を中心にWeb制作会社と提携し、分析から制作まで一貫してのサービスも開始。豊富な社会・業務経験と、独立系コンサルタントのポジションを活かしてWeb制作や広告にこだわらず、柔軟で客観的な改善提案を行っている。理系思考&辛口の姿勢とは裏腹に皿洗いを趣味にする二児のパパ。

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