Google マイビジネスの名称が「Google ビジネスプロフィール」に変更されることがわかりました。
小規模ビジネスはGoogle検索とGoogle マップから、大規模ビジネスは「ビジネス プロフィール マネージャ」で管理する仕組みに変わり、2022年にはGoogleマイビジネスアプリの提供が終了するということです。
- <参照>
- Google ビジネス プロフィール ヘルプ:ビジネス プロフィールの新たな更新について(Kara - Google Community Manager)
- Ads & Commerce Blog:Connect with local holiday shoppers
Googleマイビジネスの名称「Google ビジネスプロフィール」に
Googleマイビジネスの名称が「Google ビジネスプロフィール」に変更され、機能もわかりやすくなる、とGoogleが公式に発表しました。
ここでは公式情報をもとに、変更される内容について解説します。
Google検索とGoogleマップから、ビジネス情報を管理できるように
Google検索やGoogleマップから店舗・施設情報を管理する機能が、小規模なビジネス向けに「Google ビジネスプロフィール」という名称で提供されます。
実は2021年6月ごろからすでに実装されていますが、一部Googleマイビジネスからしか管理できない機能などもあり、今後それらを補う形で拡張されていくものとみられます。
なお、Google検索上で管理できる情報については、以下記事を参照ください。(記事は2021年6月時点での情報です)
2022年にはスマートフォンアプリの提供が終了し、小規模なビジネスはGoogle検索とGoogle マップから店舗・施設情報を管理することになるようです。
PC版のGoogleマイビジネスを確認したところ、上部に「プロフィールをもっと簡単に更新できます。Google 検索でビジネス情報を直接編集できます。」という記載があり、Google ビジネス プロフィールへの導線が用意されていました。
右側の「今すぐ試す」を押すと、Google ビジネスプロフィールの機能を確認できます。
また、「マイビジネス」と検索すると、「あなたはこれらのビジネスプロフィールの管理者です」として、プロフィールへのリンクが表示されます。ここからも、Google ビジネスプロフィールを確認することが可能です。
2022年、Googleマイビジネススマートフォンアプリの提供終了
先述した通り、「Googleマイビジネス」スマートフォンアプリの提供が2022年に終了するとされています。
詳細な時期は未定ですが、いずれにせよアプリ終了に伴う混乱が予想されます。
Googleにとっては、それまでにGoogle検索・マップでの編集を普及できるかが課題となるでしょう。
チェーンビジネスは従来どおりの管理画面、名称が「ビジネスプロフィールマネージャ」に変更
一方、チェーンビジネス(複数の店舗を展開している企業)は、従来のGoogleマイビジネスの管理画面で管理することになります。
名称は「ビジネスプロフィールマネージャ」に変更され、「大規模なビジネスのサポートを主とするサイト」に切り替わるとしています。
ただし大規模なビジネスでも、Google検索やGoogleマップで個々のプロフィールを管理することはできるようです。
また、Googleマイビジネスのサービス開発などに使われる「Google My Business API*」は、名称のみ「Business Profile API」に変更されます。名称が変わっても、現在の機能は維持されるということです。
* APIとは、ソフトウェアやアプリケーションを公開し、その機能を共有する仕組みのことです。
機能面での変更は発表されていない
11月5日時点では、例えば「投稿」機能や、基本的な情報を登録できる「情報」など、機能面での大きな変更は発表されていません。
ヘルプには「これらすべての変更について、今後数か月間に詳細情報をお届けしますのでご注目ください。」とあり、機能面に大きな変更があるかどうかについては、続報を待つことになりそうです。