GoogleマップやGoogleビジネスプロフィールなど、ローカルSEO※に関連するサービスは常にアップデートが続けられています。
「ローカルSEOニュースまとめ」シリーズでは、毎月GoogleマップやGoogleビジネスプロフィールの最新情報の中で、特に注目したいニュースをピックアップしてお届けします。
※ローカルSEOとは……特定の場所に関連する検索(ローカル検索)が行われた際、検索結果に表示される店舗・施設情報を最適化することで、来店や予約に結びつける施策のこと。「MEO」と呼ばれることも。
Googleビジネスプロフィールに新たなルール
Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)の新たなオーナーまたは管理者に対し、すべての機能を利用できるまでに7日間の待機期間を設けるアップデートがありました。
この待機期間中、新たなオーナーや管理者がプロフィールを削除したり、メインオーナー権限を勝手に譲渡するなどの操作をおこなうとエラーが表示されるということです。
このアップデートは、セキュリティ強化のためだと考えられます。不正なアカウントが管理者になった場合、既存のビジネスプロフィール管理者がそれらのアカウントを削除でき、重大なトラブルに発展するのを防げます。
- <参照>Googleビジネスプロフィールヘルプ:ビジネスのオーナーと管理者を追加、削除する
Googleマップのテストに関する情報
Googleマップでは、店舗名のピンの周辺に、ユーザーから寄せられた口コミの一部を表示するテストを実施中です。
マップを見るだけで口コミまで確認できるため、ユーザーにとって利便性の向上が期待できるいっぽう、マップが見づらくなったとの声もあがっているようです。
なお、同テストは日本では実施されていません。今後の動きに注目です。
Googleビジネスプロフィールに関する「よくある質問」2選
Googleビジネスプロフィールのヘルプコミュニティに投稿された質問の中で、注目したい質問と回答の内容を抜粋して解説します。
1. Googleマップのカテゴリ設定に思わぬ落とし穴が
「飲食店なのに『メニュー』機能が使えないのはなぜか」という質問です。
回答としては、カテゴリに問題があるとのことです。サブカテゴリに「宴会場」が設定されていますが、宴会場はもとの英語では「Banquet hall」、つまりホテルの結婚式場や国際会議などの大宴会場を指します。これは飲食店カテゴリに含まれないため、メニュー機能が存在しません。英語と日本語で意味するニュアンスが異なる事例であり、注意が必要です。
「大人数向けの部屋がある」という意味で設定したものであれば、外すことが推奨されます。
2. Googleからの公式電話、拒否するとデメリットはあるか
「Googleからの公式電話を拒否した場合デメリットはあるか」という質問です。
2021年秋ごろから、GoogleのAIから電話がかかってくる事例が報告されています。エキスパートによれば、Googleからの電話を拒否した場合でも、現在のところデメリットはないようです。
なお、電話を拒否する方法は以下の記事で詳しく解説しています。
以上、1月の特に注目したいローカルSEOニュースについて解説してきました。
編集部では、ローカルSEO関連の情報をさらに詳しくまとめた資料「ローカルSEOニュースまとめ」を毎月公開しています。