越境EC利用企業の84%が「今後も継続したい」。理由は「販路拡大」「運用面で負担なく、簡単に海外販売できる」
BEENOS(ビーノス)の連結子会社であるBeeCruise(ビークルーズ)は、海外向け購入サポートサービス「Buyee(バイイー)」導入企業に、越境ECに関するアンケート調査を実施した。調査対象者の84%が「越境ECを継続したい」と回答した。
84%が「越境ECを継続したい」と回答
調査対象者に「今後も越境ECの導入を継続したいか」聞いたところ、84.3%が「続けたい」と回答した。
「続けたい」と回答した人に理由を聞いたところ、最多は「販路を拡大できるから」(83.7%)で、次いで「運用面で負担なく、簡単に海外販売できるから」(53.3%)「コストパフォーマンスが高いから」「流通が期待できるから」(ともに30.2%)だった。
取扱商材のジャンルTOP3は「ファッション」「おもちゃ・ゲーム・アニメグッズ」「食品・飲料」
「越境EC(Buyee)で扱っている商材のジャンル」について聞いたところ、トップは「ファッション」(27.5%)、次いで「おもちゃ・ゲーム・アニメグッズ」(15.7%)「食品・飲料」(13.7%)だった。
「Buyee」でも「ファッション」「エンタメグッズ」は流通規模が大きいジャンルだという。
プロモーション実施企業は3割未満
「越境ECの流通を伸長させるためのプロモーション施策を行っているか」聞いたところ、「行っている」と回答したのは27.5%だった。
「行っている」と回答した人にプロモーション方法を聞いたところ、「Instagramでの情報発信」が64.3%でトップ、「Facebookでの情報発信」が35.7%、「インフルエンサー活用」が28.6%と続いた。
プロモーション実施企業は3割未満に留まるが、実施している企業は取り組みやすい自社のSNS発信から始めていることがわかった。
越境EC導入前の課題、半数以上が「配送」「言語」「コスト」
「越境EC導入を検討した際の課題、導入後の課題」について聞いたところ、導入前は「海外配送のための対応」が70.6%で最多、次いで「言語の問題」が56.9%「コスト」が52.9%だった。
導入後の課題は「海外向けマーケティングの方法がわからない」が64.7%で最多となり、「配送」や「コスト」の課題は「Buyee」のようなサービス活用によって解消される一方、「導入企業だけでマーケティングを行うこと」に課題を感じていることがわかった。
越境ECにかかるコスト「1か月1万円以下」が最多
「プロモーション予算も含む越境ECの運用にかかる1か月の金銭的なコスト」について聞いたところ、「1万円以下」(58.8%)が最多だった。
調査実施概要
- 調査タイトル:「越境EC活用と課題の実態調査」
- 調査方法:インターネット調査(データ算出元:クエスタント)
- 調査期間:2022年3月~4月
- 調査対象:「Buyee」もしくは「Buyee Connect」を導入している日本企業の担当者
- 有効回答:51
- 調査機関:自社調査
- 調査主体:BEENOSグループ