越境EC利用企業の84%が「今後も継続したい」。理由は「販路拡大」「運用面で負担なく、簡単に海外販売できる」

BeeCruise(ビークルーズ)が海外向け購入サポートサービス「Buyee(バイイー)」導入企業を対象に行った調査によると、調査対象者の84%が「越境ECを継続したい」と回答した

藤田遥

2022年5月26日 8:00

BEENOS(ビーノス)の連結子会社であるBeeCruise(ビークルーズ)は、海外向け購入サポートサービス「Buyee(バイイー)」導入企業に、越境ECに関するアンケート調査を実施した。調査対象者の84%が「越境ECを継続したい」と回答した。

84%が「越境ECを継続したい」と回答

調査対象者に「今後も越境ECの導入を継続したいか」聞いたところ、84.3%が「続けたい」と回答した。

越境ECに関するアンケート調査 BEENOS BeeCruise Buyee 今後も越境ECの導入を継続したいか
今後も越境ECの導入を継続したいか(出典:Buyee)

「続けたい」と回答した人に理由を聞いたところ、最多は「販路を拡大できるから」(83.7%)で、次いで「運用面で負担なく、簡単に海外販売できるから」(53.3%)「コストパフォーマンスが高いから」「流通が期待できるから」(ともに30.2%)だった。

越境ECに関するアンケート調査 BEENOS BeeCruise Buyee 越境ECを継続したい理由
越境ECを継続したい理由(複数回答可/出典:Buyee)

取扱商材のジャンルTOP3は「ファッション」「おもちゃ・ゲーム・アニメグッズ」「食品・飲料」

「越境EC(Buyee)で扱っている商材のジャンル」について聞いたところ、トップは「ファッション」(27.5%)、次いで「おもちゃ・ゲーム・アニメグッズ」(15.7%)「食品・飲料」(13.7%)だった。

「Buyee」でも「ファッション」「エンタメグッズ」は流通規模が大きいジャンルだという。

越境ECに関するアンケート調査 BEENOS BeeCruise Buyee 取り扱っている商材のジャンル
取り扱っている商材のジャンル(出典:Buyee)

プロモーション実施企業は3割未満

「越境ECの流通を伸長させるためのプロモーション施策を行っているか」聞いたところ、「行っている」と回答したのは27.5%だった。

越境ECに関するアンケート調査 BEENOS BeeCruise Buyee プロモーション施策の実施有無
越境ECの流通を伸長させるためのプロモーション施策の実施有無(出典:Buyee)

「行っている」と回答した人にプロモーション方法を聞いたところ、「Instagramでの情報発信」が64.3%でトップ、「Facebookでの情報発信」が35.7%、「インフルエンサー活用」が28.6%と続いた。

越境ECに関するアンケート調査 BEENOS BeeCruise Buyee 実施しているプロモーションの方法
実施しているプロモーションの方法(複数回答可/出典:Buyee)

プロモーション実施企業は3割未満に留まるが、実施している企業は取り組みやすい自社のSNS発信から始めていることがわかった。

越境EC導入前の課題、半数以上が「配送」「言語」「コスト」

「越境EC導入を検討した際の課題、導入後の課題」について聞いたところ、導入前は「海外配送のための対応」が70.6%で最多、次いで「言語の問題」が56.9%「コスト」が52.9%だった。

導入後の課題は「海外向けマーケティングの方法がわからない」が64.7%で最多となり、「配送」や「コスト」の課題は「Buyee」のようなサービス活用によって解消される一方、「導入企業だけでマーケティングを行うこと」に課題を感じていることがわかった。

越境ECに関するアンケート調査 BEENOS BeeCruise Buyee 越境EC導入検討時の課題
越境EC導入を検討した際の課題(複数回答可/出典:Buyee)
越境ECに関するアンケート調査 BEENOS BeeCruise Buyee 越境EC導入後の課題
越境EC導入後の課題(複数回答可/出典:Buyee)

越境ECにかかるコスト「1か月1万円以下」が最多

「プロモーション予算も含む越境ECの運用にかかる1か月の金銭的なコスト」について聞いたところ、「1万円以下」(58.8%)が最多だった。

越境ECに関するアンケート調査 BEENOS BeeCruise Buyee 越境ECの運用にかかる1か月の金銭的なコスト
プロモーション予算も含む越境ECの運用にかかる1か月の金銭的なコスト(出典:Buyee)
調査実施概要
  • 調査タイトル:「越境EC活用と課題の実態調査」
  • 調査方法:インターネット調査(データ算出元:クエスタント)
  • 調査期間:2022年3月~4月
  • 調査対象:「Buyee」もしくは「Buyee Connect」を導入している日本企業の担当者
  • 有効回答:51
  • 調査機関:自社調査
  • 調査主体:BEENOSグループ
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