63%が「円安後に日本の越境EC利用増えた」。「月1回以上」利用するユーザーは約6割【越境ECの利用意向に関する調査】
BEENOSの連結子会社であるBeeCruiseが行った「越境ECの利用意向」に関するアンケートによると、約56%が「月1回以上日本の越境ECを利用する」と回答した。
調査対象は「Buyee(バイイー)」と「Buyee Connect」を利用している海外ユーザー(アメリカ、台湾、マレーシア、イギリス)1894人、調査期間は2022年7月22日~28日。
約6割が「日本の越境ECを月1回以上」利用
調査対象者に、日本の越境ECを利用する頻度を聞いたところ、全体の約56%が「月に1回以上利用する」と回答した。「月に5回以上」利用する人は全体の約18%で、特にマレーシアが高く25%だった。
「円安後に日本の越境EC利用増えた」は63%
円安によって、日本の越境ECで購入する頻度や1回あたりの使用金額に変化があったか聞いたところ、「利用金額と利用頻度どちらか、あるいは両方が増えた」と回答した人は全体で約63%、最も多かったのは台湾で約73%だった。
円安は米ドルだけでなく各国通貨でも進み、日本の商品を買い求めやすくなっていることを示す結果となった。
日本商品の情報源、アメリカ、台湾、イギリスはTwitter、マレーシアはFacebookがトップ
日本の製品を購入する際に参考にしている情報について聞いたところ、アメリカ、台湾、イギリスはTwitter、マレーシアはFacebookが最多だった。
自国のニュースなどを参考にしている人は少なく、Twitter、Facebook、YouTubeなど世界共通のプラットフォームから日本の情報を得ていることがわかった。
SNSなどのボーダーレスなファンコミュニティによってヒットの時差が縮まり、世界のトレンドが相互に影響を与える「世界同時消費」を表している結果となった。
購入する日本の商品、「おもちゃ・ゲーム・アニメグッズ」が1位に
日本の越境ECで購入する商品について聞いたところ、「おもちゃ・ゲーム・アニメグッズ」が各エリアでトップとなり、特にアメリカでは54.9%を占めた。
アメリカ、イギリスでは「本・CD・DVD・エンタメ」、台湾は「ファッション」、マレーシアは「リユース品」がそれぞれ2位だった。
「訪日時のショッピングでもEC利用したい」は56%
訪日時に買い物をした際、店頭での購入だけでなくECも活用したいか聞いたところ、全体の約56%が「ECも活用したい」と回答した。
9割以上が「訪日後のリピート買いで越境ECを利用したい」
訪日後、気に入った商品を越境ECでリピート購入したいか聞いたところ、全体の約92%が「リピート買いしたい」とい回答した。
従来はインバウンドで購入していた商品の多くがオンラインで購入でき、自宅で受け取ることが可能になっている。越境ECの利便性の高さに魅力を感じ、継続の意思が高いことがうかがえる。