【越境EC利用調査】コロナ禍で「越境ECの利用が増えた」は各国で半数以上。84%以上が「訪日後のリピート買いに越境ECを活用したい」

コロナ禍で注目される越境EC。海外の消費者はなぜ越境ECを利用するのか? アフターコロナ以降の利用意向はどう変化するのか? 越境ECに関するアンケートをBEENOS(ビーノス)の連結子会社であるBeeCruiseが実施

石居 岳

2022年1月13日 10:00

BEENOS(ビーノス)の連結子会社であるBeeCruise(ビークルーズ)は、海外向け購入サポートサービス「Buyee(バイイー)」(運営はtenso)を利用している海外顧客約800人に「越境ECの利用意向」に関する調査を実施した。

「コロナ以降(2020年1月~)、越境ECを利用する回数は増えたか」という質問に対して、半数以上がコロナ以降に越境EC利用が増加したと回答。特に米国、マレーシア、英国の顧客は約7割の方が増えたと答えた。

コロナ以前から越境ECの利用が浸透している中国だけでなく、米国と英国、マレーシアいったエリアにも越境ECの利用が広がっている。

BEENOS(ビーノス)の連結子会社であるBeeCruise(ビークルーズ)は、海外向け購入サポートサービス「Buyee(バイイー)」(運営はtenso)を利用している海外顧客約800人に「越境ECの利用意向」に関する調査を実施 コロナ禍以降の越境EC利用回数について
コロナ禍以降の越境EC利用回数について

「越境ECを通してでも、日本の商品を購入したい理由」(複数回答)を聞いたところ、「自国で購入できないから」が最多で約8割を占めた。日本でしか購入できない、日本のECでしか流通していない商品がオンラインで購入されている。

BEENOS(ビーノス)の連結子会社であるBeeCruise(ビークルーズ)は、海外向け購入サポートサービス「Buyee(バイイー)」(運営はtenso)を利用している海外顧客約800人に「越境ECの利用意向」に関する調査を実施 越境ECの購入理由
越境ECの購入理由

「日本の製品を購入する際に、参考にしている情報」(複数回答)を聞いたところ、米国はTwitter、中国はWeChat、マレーシアはFacebook、英国はYouTubeとなった。

米国、マレーシア、英国ではYouTubeが共通して利用されており、3割以上の顧客があげた。一方、自国のニュースなどを参考にしている人は少なく、Twitter、Facebook、YouTubeという世界共通のプラットフォームから日本の情報を参考にしている。

BEENOS(ビーノス)の連結子会社であるBeeCruise(ビークルーズ)は、海外向け購入サポートサービス「Buyee(バイイー)」(運営はtenso)を利用している海外顧客約800人に「越境ECの利用意向」に関する調査を実施 日本商品の情報源について
日本商品の情報源について

「コロナが明けて訪日できるようになっても、越境ECを利用するか」という質問に対しては、93%以上が「アフターコロナ以降も越境ECを利用したい」と回答した。コロナ禍をきっかけに越境ECを利用した人の多くがオンライン利用の利便性の高さに魅力を感じ、継続の意思を示している。

BEENOS(ビーノス)の連結子会社であるBeeCruise(ビークルーズ)は、海外向け購入サポートサービス「Buyee(バイイー)」(運営はtenso)を利用している海外顧客約800人に「越境ECの利用意向」に関する調査を実施 アフターコロナ以降の越境EC利用の意向について
アフターコロナ以降の越境EC利用の意向について

「アフターコロナで、日本の越境ECで何を購入したいものは」(複数回答)という質問に対しては、米国が「本・CD・DVD・エンタメ」、マレーシアと英国は「おもちゃ・ゲーム・アニメグッズ」といったエンタメ関連がトップ。中国はリユース品がトップで、サステナブルに対する意識の高さがうかがえる。

BEENOS(ビーノス)の連結子会社であるBeeCruise(ビークルーズ)は、海外向け購入サポートサービス「Buyee(バイイー)」(運営はtenso)を利用している海外顧客約800人に「越境ECの利用意向」に関する調査を実施 越境ECで購入したい商材
越境ECで購入したい商材

「訪日した後、越境ECで気に入った商品などをリピート買いしたいか」という質問に対しては、84%以上が「訪日後のリピート買いに越境ECを活用したい」と回答した。コロナ禍の巣ごもり需要は越境ECの利用を後押し、リピート買いにつながっている。

BEENOS(ビーノス)の連結子会社であるBeeCruise(ビークルーズ)は、海外向け購入サポートサービス「Buyee(バイイー)」(運営はtenso)を利用している海外顧客約800人に「越境ECの利用意向」に関する調査を実施 訪日後のリピート買いについて
訪日後のリピート買いについて

調査概要

  • 調査対象:海外向け購入サポートサービス「Buyee」の顧客で米国、中国、マレーシア、英国
  • 調査人数:789人
  • 調査期間:2021年9月
  • 調査方法:オンラインアンケート
この記事のキーワード

この記事をシェアしてほしいタヌ!

人気記事トップ10

人気記事ランキングをもっと見る

企画広告も役立つ情報バッチリ! Sponsored

「声のする方に、進化する。」会社全体最適を目標とするワークマンの「補完型EC」 が実践する「レビューマーケティング3.0」とは? 12月17日 7:00 「所有から利用へ」の潮流をAIで勝ち抜く。事例で学ぶレンタル・リユースビジネスの成功法則とEC構築術 12月16日 7:00 「サムソナイト」「グレゴリー」のEC改善事例。CVR改善+購入完了率が最大45%増の成果をあげたアプローチとは 11月12日 7:00 スマホゲーム「モンスト」ファンがお得にアイテムを購入できる「モンストWebショップ」はなぜ「Amazon Pay」を選んだのか。導入効果+UI/UX向上に向けた取り組みを聞いた 10月30日 7:00 アンドエスティが「3Dセキュア2.0」の超効率的運用に成功したワケ。オーソリ承認率大幅改善、売上アップにつながった不正対策アプローチとは? 10月28日 7:00 EC業界で市場価値を最大化する――「全体を見渡せる人材」になるためのキャリア設計 10月27日 7:00 転売ヤーが引き起こすEC市場の混乱に立ち向かう! Shopifyパートナー・フラッグシップが提案する最新対策 9月29日 8:00 14か月で累計売上30億円超え。 韓国のネイルブランド「ohora」の急成長を支えたEC戦略とは 9月22日 8:00 生成AI検索が変える消費者の購買行動。UGC活用でサイト流入を最大化する 9月10日 8:00 ほしい商品が見つからないイライラを解消し、CVRを向上! 検索機能強化と顧客満足度アップを実現するBtoB-ECサイト改善のポイントとは? 9月9日 7:00