マーケティング・リサーチ会社のクロス・マーケティングが公表した「ブラックフライデーに関する調査(2025年)」の結果によると、ブラックフライデーの認知率は8割を超え、購入予定品目は食品類がトップ、購入場所は「総合ECサイト・通販」が5割を超えた。

ブラックフライデーの認知率
ブラックフライデーの認知率は85.8%で、50代・60代では9割を超えた。これまでにブラックフライデーで買い物をしたことがある割合は39.7%で、30代・40代では4割を超え、他の年代よりも高い傾向にある。

購入予定商品のジャンル
購入を予定しているジャンルは、「食料品・飲料・アルコール類」(18.1%)が最多で、「ファッション・衣類・靴・バッグ」(18.0%)、「日用雑貨・消耗品」(14.3%)が続いた。
男女・年代別では、「食料品・飲料・アルコール類」は女性の40~60代で割合が高く、「デジタル家電・PC・ガジェット」は男性の10~30代で高い傾向が見られた。一方で「購入するつもりはない」と回答した割合は47.5%。特に男性は女性よりもこの割合が高い。

購入予定場所
購入予定場所は「総合ECサイト・通販」が51.8%でトップ。特に50代では60.3%と高かった。2位は「総合スーパー」(38.5%)で、30代では「ショッピングモール」や「食品スーパー」をあげる割合が高かった。

購入目的
購入目的は「日常使い(まとめ買い・買いだめ)」が46.3%で最多。「自分へのご褒美」(31.4%)が続いた。年代別では、30代の4割以上が「自分へのご褒美」を理由にあげており、20代・30代では「ストレス解消」や「プレゼント」も他の年代より高い割合になった。

魅力的に感じる割引率
魅力的に感じる割引率は、「ファッション・衣類」「インテリア・家具」「電化製品」「美容・化粧品」「食品・日用品」のいずれも平均で40%オフ程度が魅力的という。「ファッション・衣類」「インテリア・家具」では「50%オフ」がボリュームゾーンになった。

調査概要
- 調査手法:インターネットリサーチ(クロス・マーケティング セルフ型アンケートツール「QiQUMO」使用)
- 調査地域:全国47都道府県
- 調査対象:20~69歳の男女
- 調査期間:2025年11月21~23日
- 有効回答数:1100サンプル
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