名入れ・オリジナルグッズのプラットフォームを展開するレスタスは4月24日、ユニフォームや安全作業用品などを扱う事業者向けBtoB-ECサイト「ジャンブレ」を運営する旭産業の全株式を取得し、完全子会社化したと発表した。

旭産業は1963年の創業。事業者向けカタログ通販のパイオニアとして、累計9万社超の顧客基盤と200社以上のサプライヤーネットワークを構築している。主力のECサイト「ジャンブレ」では、ユニフォーム、安全作業用品、環境・販促用品、文具、OA用品などのビジネス向け商品を企画・販売している。
レスタスは今回の買収について、名入れ市場におけるプラットフォーマーとしてのプレゼンス拡大を狙いとしている。自社の強みであるデジタルマーケティングや自社開発の受発注システムを、旭産業の顧客基盤や仕入れネットワークと組み合わせることで、事業拡大につなげる。
クロスセル、受発注自動化、UI・UX改善などでシナジー創出へ
レスタスは、統合による主なシナジーとして6つのポイントをあげている。
1つ目は、レスタスと旭産業の顧客基盤を活用したクロスセルの促進。ユニフォームからノベルティ、事務用品まで、名入れニーズにワンストップで対応する体制の構築をめざす。
2つ目は、レスタスのデジタルマーケティングノウハウの投入。旭産業が運営する「ジャンブレ」に高度なデータ分析を適用し、新規顧客獲得コストの最適化やLTV(顧客生涯価値)の最大化を進める。
3つ目は、自社開発の受発注システム導入による業務効率化。旭産業のワークフローにレスタスのシステムを組み込み、アナログプロセスの自動化やリードタイム短縮、属人化の解消につなげる。
このほか、UI・UX改善による発注体験の向上、名入れプラットフォーマーとしてのプレゼンス強化、サプライヤーとのデータ連携によるサプライチェーンの効率化も進める方針だ。
名入れ市場をリードするレスタスグループの一員となることで、旭産業が培ってきたノウハウと名入れテクノロジーを融合し、より大きな価値を提供できると確信している。両社の強みを生かし、高品質で利便性の高いサービスを届けていく。(旭産業 天野信一社長)
63年の歴史で培われたSMB向け通販・ECのノウハウ、累計9万社超の顧客基盤、レスタスにない商品ラインアップ、全国に広がる200社以上のサプライヤーネットワークを持つ旭産業の参画は、業界の再編・統合の流れを象徴するものだ。両社の経営資源を融合し、相乗効果を最大化することで、次世代の顧客体験を創出し、さらなる成長を加速させる。(レスタス 大脇晋社長)
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