ローソンが始めた新たな出店モデル「with LAWSON」とは? 既存商店や施設を活用し人口の少ない地域にも出店可能に
ローソンが、既存商店や施設を活用して人口の少ない地域にも出店できる新たな店舗モデル「with LAWSON」を始めた。新規建設や大規模投資を抑えつつ、地域に応じた品ぞろえや運営で買い物環境の維持をめざす。
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ローソンは8月26日、人口の少ない地域でも低コストで出店できる新たな店舗モデル「with LAWSON」の展開を始めると発表した。1号店として、宮城県石巻市北上町の水産卸会社カネキ水産が運営する直売所「にっこり商店」を活用した「にっこり商店 with LAWSON」を8月31日にオープンした。

「with LAWSON」は、商圏人口が少なく、従来のコンビニ出店では採算確保が難しかった地域で、既存の商店や施設を活用しながらローソンの商品やサービスを提供する新たな出店モデル。新規建設や大規模な設備投資を最小限に抑え、地域ニーズに応じて店舗規模や品ぞろえ、サービスを最適化することで、これまで出店が難しかった地域への展開を可能にする。
1号店の「にっこり商店 with LAWSON」は、石巻市沿岸部に立地する。周辺には市の総合支所、こども園、小中学校、郵便局、復興住宅などがある。
営業時間は午前7時から午後7時までで、商品数は約1000品目。弁当、おにぎり、調理麺、フライドフーズ、ベーカリー、デザート、飲料、野菜などの生鮮品に加え、カネキ水産の水産加工品、日用品、酒類、たばこなどを取りそろえる。ATMは設置しない。
ローソンは2023年から、スーパーの跡地や従来は出店が難しかったエリアで、自治体や地元企業、地域住民と連携して展開する「地域共生コンビニ」を推進。北海道、秋田県、山梨県、和歌山県、鳥取県などで計16店舗を展開している。「with LAWSON」も、この取り組みの一環。
今回のモデルについて、ローソンは「既存商店や施設の活用」「小商圏に適した店舗運営」「地域事業者・団体との連携」「地域になじみやすい店舗名称の採用」「テクノロジーを活用した効率的な運営」を特長としてあげている。
運営面では、遠隔操作機能付きカメラを導入。本部社員が現地に赴かなくても、売り場の状況や販売動向を確認できる仕組みを取り入れる。既存施設を活用することで出店時の設備投資を抑えるだけでなく、テクノロジーも組み合わせて運営負担を軽減することで、小商圏でも成り立つ店舗モデルをめざす。
ローソンは、2030年に向けた中期経営方針「ローソングループ Challenge2030」で「地域再創生」を掲げている。今後も多様な店舗形態で地域の特性に合わせた出店を進め、買い物環境の維持・向上に取り組むとしている。

