楽天、Open AIと通信業界に向けた最先端のAIツールを共同開発
OpenAIは2023年に楽天グループのAI分野における戦略的パートナーとして参画。最先端のAI技術の活用を通じ、ECにおける購買活動に革命をもたらし、世界中の人々へ新たな価値を創出すると発表している
楽天グループとChatGPTのOpenAI,L.L.C(Open AI)は2月26日、通信業界向けのAIツールを共同開発すると発表した。
楽天の無線の送受信サービス「Open RAN」、Open AIのAI技術に関する知見を組み合わせ、モバイルネットワークの計画、構築、管理を行う際に生じる通信事業者固有のニーズと課題に対処するAIツールを開発する。
現在展開しているAIプラットフォーム「Rakuten AI」を、カスタマーサービス、ネットワーク最適化、不具合を事前に察知し故障を防ぐ予知保全に関するソリューションを含むプラットフォームへと進化させる。
これにより、通信事業者がネットワーク上の問題をリアルタイムに近い形で検出して解決する機能を強化。サービスへの信頼性とパフォーマンスを向上させながら、応答性の高いネットワーク運用を可能にしていくという。
楽天は2023年11月、AI分野における戦略的パートナーとしてOpen AIが参画し、新プラットフォーム「Rakuten AI for Business」の提供を始めると発表。最先端のAI技術を活用して、国内外の消費者や企業に新たなAI体験を提供すると公表している。
コラボレーションの一環として、最先端AIソリューションを駆使し、業務改善や顧客との関係性の強化といった企業活動を支援するAIプラットフォームを2024年以降、本格的にサービスを提供するとしている。
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