ゴルフダイジェスト・オンライン、LINE施策を本格展開。パーソナライズしたAIレコメンド配信でROASが4倍に
ゴルフ販売大手のゴルフダイジェスト・オンライン(GDO)が、売上アップ+アフターコロナの顧客離れを防ぐ目的で力を入れている顧客コミュニケーション施策とは?
ゴルフEC大手のゴルフダイジェスト・オンラインは、ECサイト上の購買率アップを目的にLINE公式アカウントを本格運用、ROAS(広告費用対効果)の向上に成功している。
AI(人工知能)を活用して顧客の興味関心を分析したパーソナライズ配信に取り組んでおり、通常配信と比べてROASは4倍になっている。
ゴルフはコロナ禍中に「三密」を避けながら楽しめるレジャーとして注目が高まった。現在はビギナー層との接点強化、これまでに獲得した顧客との関係維持の重要性を踏まえ、新たな顧客コミュニケーション手段としてLINE公式アカウントの本格運用に乗り出した。
AI技術とこれまでの顧客の購買データを活用してユーザーの好みや関心事を分析し、LINE公式アカウントでパーソナライズされた最適なレコメンドメッセージを配信している。顧客配信強化の取り組みによる主な成果は次の通り。
- AIを活用したレコメンド配信が、通常配信と比べてROAS4倍
①セール開催時のリマインドで、LINE公式アカウントからAIを活用したレコメンド配信を行い、②セール開始直後の配信に反応したユーザーに対して、セール終了前にAIエンジンによる商品のレコメンド配信を行った――ところ、購買数、購買金額ともに有意な数値で効果が見られた。 - メルマガと比べてLINE経由の初回購入数は3.5倍、獲得効率は2.5倍
ゴルフダイジェスト・オンラインではメルマガとLINEの双方で配信している。LINEの本格運用を開始した2023年7月以降の期間における、LINE経由の初回購入数は、メルマガと比べて2.5倍となっている。初回購入の獲得効率は同3.5倍。 - 1年以上未購入だった会員登録者1500人以上が初回購入に踏み切る
2022年以前にLINE公式アカウントに友だち登録し、ショップでの購買行動がなかった会員登録者に対して、Micoworksが提供するマーケティングプラットフォーム「MicoCloud(ミコクラウド)」を活用して配信したところ、複数回の配信で1500人以上の会員が商品を初回購入した。2019年以前に登録を行った会員においても、100人以上が初回購入している。
LINE公式アカウントの運用では「ミコクラウド」の機能の1つ「レコメンデーションメッセージ for LINE公式アカウント powered by CRITEO」を活用している。
これは広告です