ビックカメラが基本送料を無料に。購入金額2000円以下でも送料無料、配送料金の詳細ページでは「送料当社負担」と表現
送料無料の対象外となる商品もあり、一部メーカー直送品は別途送料がかかるほか「一部の離島・山間部地域は、別途送料が発生する場合がある」としている。
ビックカメラは9月2日から、ECサイト「ビックカメラ・ドットコム」の基本送料を購入金額によらず無料にした。これまで、送料を自社で負担する送料無料の対象は税込2000円以上の購入としていた。
送料無料はECサイト限定サービス。ビックカメラ店舗では実施しない。送料無料の対象外となる商品もある。一部メーカー直送品は別途送料がかかるほか「一部の離島・山間部地域は、別途送料が発生する場合がある」としている。
ビック酒販取り扱い商品は税込み8000円以上の購入が送料無料対象となる。対象外商品については商品ごとに個別送料が発生し、送料は商品ごとに異なる。また、送料無料は予告なく取りやめることがあるとしている。
なお、ビックカメラではECサイト上では「1個のお買い物でも送料無料」といった表示を実施しているが、配送料金の詳細ページでは「送料当社負担」という表現を用いている。2023年末に消費者庁がECサイトなどでの「送料無料」表示規制を見送った一方、「送料当社負担」といった表示などへ自主的な見直しを促す方針を示したことに配慮したものとみられる。
ビックカメラの2023年8月期連結決算におけるグループの連結EC売上高は、前期比11.2%減の1274億円。連結売上高に占めるEC化率は15.6%。ビックカメラグループのEC売上高は、ビックカメラ、コジマ、ソフマップのEC事業の売上高と、楽天ビックへの卸売りを合計した金額。
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