クラシコムの「北欧、暮らしの道具店」スマホアプリが400万ダウンロード突破
クラシコムは11月19日、ECサイト「北欧、暮らしの道具店」のスマホアプリが10月で累計400万ダウンロード(DL)を突破したと発表した。
クラシコムは、SNSからの誘導に依存しないビジネスモデルの構築、リピートユーザーの獲得、商品ページ・コラム・動画・ポッドキャストなど多様なコンテンツをシームレスに移動できるようにするために、「北欧、暮らしの道具店」のアプリを運用。2019年11月にiOSアプリ、2020年4月にAndroidアプリの提供を始めた。Androidアプリ提供から4年半。10月にアプリのダウンロード数は400万DLを突破した。
その背景には、近年におけるマーケティング強化があげられるという。2019年にデータ分析チームを発足して解析基盤を構築し、2023年2月にはマーケティングチームを組成した。LTV(顧客生涯価値)の向上をめざし、本質的な効果分析・検証をした上で、サービス体験や広告運用方法を改善。スマホアプリのDL促進に向けた広告投資も増やした。
スマホアプリのDL数が増加すると同時に、新規DLから30日間の1人あたりの平均購入金額(ARPU)は、2021年から2024年にかけて86%増えた。購入率や翌月継続率も伸長を継続している。
スマホアプリのDL数増でEC売上のスマホアプリ経由率も増加。2021年の100万DL数突破の際のスマホアプリ経由率は44%、2022年6月の200万DLで59%、2023年6月の300万DL数には68%まで伸長。400万DL突破時点で71%にまでスマホ経由売上の割合が増えている。
このスマホアプリ経由のEC売上増加が、2024年7月期連結売上70億1200万円という過去最高売上に寄与したという。
なお、スマホアプリをはじめとするシステム開発体制を強化するため2024年10月29日付で、社外取締役の倉貫義人氏を初のCTO(最高技術責任者)として招へいしている。