高野 真維[執筆] 7:00

日本郵便は2月25日から、法人向けに小型荷物の新サービス「ゆうパケットパフ」の提供を開始した。小型荷物を送る利便性向上、郵便バイクを活用した配達による環境負荷の低減を目的としている。

「ゆうパケットパフ」は、「ゆうパック」の60サイズ(縦・横・高さの合計が60センチメートル以下)に満たない荷物などの小型荷物を配送する法人向けサービス。年間1万個以上の小型荷物を差し出す法人向けとしている。

日本郵便が法人向けに提供を始めた小型荷物の配達サービス「ゆうパケットパフ」(画像は日本郵便の発表資料から編集部がキャプチャ)
日本郵便が法人向けに提供を始めた小型荷物の配達サービス「ゆうパケットパフ」(画像は日本郵便の発表資料から編集部がキャプチャ)

荷物の大きさは、厚さ制限を設けた箱などの場合、外寸は厚さ7センチメートルまで。なお、厚さごとに長さと幅に制限を設けている。

日本郵便が指定する規格の袋は、長さ31.0センチメートル・幅22.5センチメートル。厚さの制限は設けていない。重量はいずれも、原則1キログラムまで。

「ゆうパケットパフ」で取り扱う荷物の大きさ(画像は日本郵便の発表資料から編集部がキャプチャ)
「ゆうパケットパフ」で取り扱う荷物の大きさ(画像は日本郵便の発表資料から編集部がキャプチャ)

配達方法は非対面配達。荷物を差す出す際に指定した場所へ非対面で配達する。指定できる場所は、宅配ボックス、郵便受箱、玄関前、メーターボックス、物置、車庫など。

運賃は全国一律。物のサイズや差出個数など、利用形態によって異なる。小型荷物の配達に最適な、郵便バイクを活用するため、「ゆうパック」と比べてお得になる。

「ゆうパック」「ゆうパケット」といった日本郵便の既存サービスと比較すると、「ゆうパケットパフ」は、荷物の大きさ、置き配を含む非対面配達であること、送り主は法人のみを対象としている点などに特長がある。

日本郵便の既存サービスと「ゆうパケットパフ」の比較(画像は日本郵便の発表資料から編集部がキャプチャ)
日本郵便の既存サービスと「ゆうパケットパフ」の比較(画像は日本郵便の発表資料から編集部がキャプチャ)

BtoC-ECの物販系分野の市場拡大に伴い、再配達によるCO2排出量の増加は社会的課題の1つ。日本郵便が保有する全国約8万台の郵便バイクの機動力を活用した小型荷物の非対面配達により、オペレーション効率の向上、再配達削減・環境負荷低減につなげる。

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