農林水産省、スイーツEC「Morin」などのモリンホールディングスに食品表示法違反で行政措置
スイーツEC「Morin」などを運営するモリンHDは、販売する菓子において原料原産地名を表示しなかったり、使用していない原材料を表示するなど食品表示基準の規定に違反する食品表示を行い行政措置を受けた。
農林水産省の中国四国農政局は3月28日、スイーツEC「Morin」などを運営するモリンホールディングスに対し、菓子類27商品において原料原産地名や原材料名に不適正な表示があったとして、食品表示法に基づき表示是正などの指示を出した。

使用していない原材料を表示するなどし違反認定
中国四国農政局が食品表示違反を認定したのは、菓子類「ショコラサンド バニラ」など27商品。2023年9月から2025年3月までの間、モリンホールディングスと実店舗の「菓匠もりん善通寺本店」に対し、立入検査などを実施した。違反表示の例は次の通り。
「ショコラサンド バニラ」について、
- 「ダークチョコレート」の原料原産地名の不表示
- 使用した「バニラペースト」を不表示
- 原材料と添加物を明確に区分して表示していない
「フロランタン チョコ」について
- 使用していない「オレンジピール」「カカオ豆」を表示
- 原材料に占める重量の割合の高いものから順に表示していない
- 「ヘーゼルナッツ」「ヘーゼルナッツパウダー」を「ヘーゼルナッツ」と表示
販売する全食品の表示点検など指示
モリンホールディングスの違反表示は、食品表示法の規定に基づき定められた食品表示基準における「原材料名」と「原料原産地名」の規定に違反する。このため、中国四国農政局は食品表示法に基づきモリンホールディングスに指示した。指示の内容は次の通り。
- 販売する全ての食品について表示の点検を行い、不適正な表示の食品については、速やかに基準の規定に従って、適正な表示に是正した上で販売すること。
- 食品表示基準に従った表示がされていなかった主な原因として、消費者に対し正しい表示を行うという意識及び食品表示制度に対する認識の欠如並びに食品表示制度についての内容確認及び管理体制に不備があると考えられることから、これらを含めた原因の究明・分析を徹底すること。
- 上記の結果を踏まえ、食品表示に関する責任の所在を明確にするとともに、食品表示の相互チェック体制の強化、拡充その他の再発防止対策を適切に実施すること。今後、販売する食品について、基準に違反する不適正な表示を行わないこと。
- 全役員及び全従業員に対して、食品表示制度についての啓発を行い、その遵守を徹底すること。
- 講じた措置について報告書に取りまとめ、令和7年4月28日までに農林水産省中国四国農政局長宛てに提出すること。
中国四国農政局によると、違反表示の商品を少なくとも2022年9月1日から2023年9月13日までの間に合計8万3519個を実店舗・善通寺本店ほか傘下9店舗と通信販売において一般消費者に販売していたという。
モリンHDでは「現在、表示内容の見直しを行い、再発防止に取り組んでいる。今後はお客様の信頼を裏切らぬよう、品質管理を一層強化し、全力で努力していく」とECサイト上でコメントしている。
これは広告です