ストリームが4期ぶりの増収でV字回復、2015年1月期の売上高は21.9%増の203億4400万円

純利益は2億6000万円(同8400万円の赤字)となり、赤字状態からも脱却した

中川 昌俊

2015年3月17日 11:00

ストリームの2015年1月期(2014年2月~2015年1月)連結業績は、売上高が前期比21.9%増の203億4400万円となり、3年連続の減収がストップ、4期ぶりの増収でV字回復を遂げた。2014年は増税前の駆け込み需要があったため、主力の家電やPCの需要が拡大。取り扱いアイテム数を充実させたことで、来客数が増加、売り上げ増につながった。

営業利益は2億7900万円(前期は1億6300万円の営業損失)、経常利益は3億円(同1億1900万円の経常損失)、純利益は2億6000万円(同8400万円の赤字)で、赤字状態からも脱却。増収効果のほか、在庫の適正化施策を推進したことも黒字転換の要因としている。

主力のインターネット通販事業をみると、取扱アイテム数が1万5483アイテム(2014年1月期は1万1493アイテム)に増え、来客数が増加。主要商品の売り上げは前期比で、家電が35.4%増、パソコンは157.9%増、周辺機器・デジタルカメラは25.4%増と、前年実績を上回る水準で推移した。売上高は187億500万円(同27.7%増)、営業利益は2億3800万円(前期は1億9000万円の営業損失)となった。

その他の事業では、2014年2月に子会社化したサプリメントなどを販売するエックスワンがダイエットサプリなどを新たな事業として展開。2014年11月にダイエットサプリメント「エックスエレサンテ X50ワンダースリム」を、同年12月に幹細胞コスメ「エックスリュークス」の販売を開始、順調に推移しているという。同事業での売上高は17億円、営業利益は4300万円。

今期(2016年1月期)はWebマーケティングによる販促施策の強化、ECサイト改善によるシームレスな購入導線の強化、既存顧客の潜在ニーズの掘り起しによるリピーター施策などに取り組み、さらなる売り上げの拡大をめざす。売上高は214億6500万円(前期比5.5%増)、営業利益は3億7400万円(同33.7%増)、経常利益は3億7000万円(同23.0%増)、当期純利益2億9800万円(同14.5%増)を見込んでいる。

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