バンダイナムコがガンダムファンのためのメタバース空間、アマゾンの「Amazon Anywhere」を通じた没入型ショッピングも提供

アマゾンジャパンは5月9日、バンダイナムコエンターテインメントがアマゾンウェブサービス(AWS)のクラウドサービスを活用し、日本、米国、中国など世界各地のファン向けにメタバース空間「ガンダムメタバース」を構築したと発表した。同空間は4月21日から5月20日までの期間限定でオープンする。
「ガンダムメタバース」は日本語・英語・中国語に対応
「ガンダムメタバース」は日本語、英語、中国語(簡体字・繁体字・香港繁体字)に対応。すでに日本、米国、中国など20以上の国と地域のファンがアクセスしたという。リアルタイムのゲームプレイ体験を提供するゲームストリーミングサービス「Amazon GameLift Streams」を利用し、汎用的なPCとスマートフォンから低遅延でアクセスできるようにしている。
空間内では、ガンダムシリーズの世界を再現した空間の探索、期間限定のグッズ販売、ユーザー自作のプラモデルを登場させることができるミニゲーム、バーチャルライブへの参加など、デジタルと現実が融合するエンターテインメント体験を提供している。
メタバース内で没入型ショッピングも可能に
機械翻訳サービスである「Amazon Translate」をチャット機能に実装し、異なる言語を使うファン同士のリアルタイム交流も可能にした。また、日本企業として初めて没入型のショッピング体験を仮想空間やゲームなどに組み込めるようにする「Amazon Anywhere」導入、没入型ショッピングを実現した。
メタバース空間で見たグッズをメタバース空間を離れずに購入でき、ガンダムシリーズの最新プラモデルを含む29点のグッズを販売する。「Amazon Anywhere」は米国内で利用できるAmazonのショッピングサービスで、日本国内では提供されていない。
ガンダムシリーズの IPを保有するバンダイナムコグループでゲーム事業を担うバンダイナムコエンターテインメントは、同シリーズの世界観をファンとともに創る「ガンダムメタバースプロジェクト」のグローバル展開を進め、中期ビジョンである「Connect with Fans」の実現をめざしている。そのなかで日米のAWS専門チーム(AWSプロフェッショナルサービス)と協力し、「ガンダムメタバース」の開発を進めた。
AWSのクラウドテクノロジーによって、日本国内外のガンダムシリーズのファンが国境を越えてつながり、どこにいてもシームレスで没入感のあるサービスを開始することができた。低遅延、高い可用性を実現するサービス、グローバルなAWSのインフラは、私たちのコンテンツ開発をスピーディーにし、ファンの皆さまに新しい驚きや感動を届ける原動力となっている。(バンダイナムコエンターテインメント・ 宇田川南欧社長)
バンダイナムコエンターテインメントとの緊密な協力関係のもと、「ガンダムシリーズ」の新たなデジタル体験の構築をサポートできたことを嬉しく思う。生成AIをはじめとする最先端技術の提供を通じて、新時代の日本を代表するメディア・エンターテインメント産業のグローバル展開を力強く後押しできることに、私たちは大きな使命感と喜びを感じている。(アマゾン ウェブ サービス ジャパン・白幡晶彦社長)
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