Amazon Adsが始めたTwitchのコミュニティとブランドをつなぐ「Twitch Creator Sponsorships」とは

Amazon Adsは5月30日、ライブストリーミングサービス「Twitch」のクリエイターとのコラボレーションを容易にするスポンサーシップソリューション「Twitch Creator Sponsorships」を開始すると発表した。
Amazon Adsによると「Twitch」で配信される広告の視聴率は90%にのぼるという。新たなソリューション「Twitch Creator Sponsorships」は、広告主と「Twitch」のストリーマー(配信者)が協業し、ストリーマーごとのコミュニティに対してアプローチができる内容をそろえた。最短2週間で展開可能。ソリューションは全てテンプレート化されており、広告主は手軽に複数のストリーマーにまたがるキャンペーンを迅速に展開できるようになる。
新しいスポンサーシップソリューションは次の通り。
チャネルスキン
スポンサーコンテンツの配信時にWebとモバイルの両方でビデオプレイヤーを囲むクリック可能な広告主のグラフィックを表示できる。ストリーマーが承認したオーバーレイは、配信を通じて表示される。「詳細はこちら」といったクリック可能なCTAを組み込んでおり、リアルタイムでのエンゲージメントを促進するという。スキンが表示されている間は、「Twitch」のナビゲーションパネルを通じてストリーマーのフォロワー全員にプロモーションされキャンペーンのリーチがさらに向上する。
ストリーマーのメッセージ読み上げ配信
ストリーマーがライブ配信中に自身の言葉で広告主のメッセージを読み上げる。ストリーマーの読み上げ配信は「Twitch」コミュニティがチャット欄に読み上げられたメッセージに関する感想などをリアルタイムに投稿するため、広告主はフィードバックを得る機会にもなるという。
スポンサーサブスクリプション
ブランドはストリーマーのチャネルにおいて期間限定で50%割引のサブスクリプションを提供することが可能。
フォロワープロモーション
広告主とパートナーシップを組んだ配信は、視聴者のフォローリストの最上部に自動的に表示され、需要なタイミングでの露出を最大限高める。プロモーション用タイルには、広告主のロゴとストリーマーの画像が表示でき、マウスオーバー時には割引コードなどのキャンペーン特典やインセンティブが表示されるという。
ストリーマーとのマッチングも支援
Amazon Adsでは、「Twitch」で活用するストリーマーと広告主のマッチングを促進する新ツール「Twitch Creator Matchmaking」の提供も開始した。カテゴリー、視聴者層、地域、予算、過去のキャンペーン成果などの要素から広告主とストリーマーのマッチングを無料でサポートする。
「Twitch Creator Sponsorships」は他の全てのTwitch広告のフォーマットと同様にAmazon DSPを通じて販売される。Amazon DSPでは認知からコンバージョンまでマーケティングファネル全体を一元的に管理できる。
※記事初出時、本文に記載したサービス名の一部に誤りがありました。6/3に修正いたしました(6月3日12時30分)。