大嶋 喜子[執筆] 6/13 6:30

IDEATECHが実施したコンテンツの再利用・転用(リサイクル)に関する実態調査によると、7割以上が「コンテンツの再利用・転用はマーケティング効果を高める」と感じていることがわかった。

コンテンツ制作における課題として感じていることは「アイデア不足」が最も多く、約4割だった。

調査対象はBtoB企業(BtoBとBtoCの両方を展開している企業も含む)に勤めるコンテンツマーケティング担当者328人。調査期間は2025年6月3日~4日。

主なコンテンツは「記事コンテンツ」が最多

コンテンツマーケティングで制作している主なコンテンツの種類を聞いたところ、最も多かったのは「記事コンテンツ」で53.7%、続いて「プレスリリース」が44.8%、「メールマガジン」が43.9%だった。

主に制作しているコンテンツの種類(複数回答可)
主に制作しているコンテンツの種類(複数回答可)

多くのマーケティング担当者の課題は「アイデア不足」

コンテンツ制作で感じている課題は、「アイデア不足」が最多で40.5%、続いて「人員・時間(リソース)不足」が36.6%、「予算不足」が35.7%だった。

コンテンツ制作において感じている課題(上位3つまで選択)
コンテンツ制作において感じている課題(上位3つまで選択)

制作後のコンテンツ、約3割は活用が不十分

一度制作したコンテンツを制作後も継続的にコンテンツとして再利用・転用しているかを聞いたところ、「十分に活用できている」が20.7%、「ある程度活用できている」が43.7%、「あまり活用できていない」が19.8% 、「全く活用できていない」が7.0% だった。

一度制作したコンテンツの制作後、継続的に再利用・転用しているか
一度制作したコンテンツの制作後、継続的に再利用・転用しているか

コンテンツのリサイクル方法、最多は「更新して再公開」「別媒体転用」

「十分に活用できている」「ある程度活用できている」と回答した担当者に、制作したコンテンツをどのように再利用・転用しているかを聞いたところ、「更新して再公開している」、「別の媒体に転用している」が最多でそれぞれ46.0%、続いて「複数のコンテンツを組み合わせて新しいコンテンツを作成している」が39.8%、「フォーマットを変更して再利用している」が31.8% だった。

制作したコンテンツをどのように再利用・転用しているか(上位3つまで)
制作したコンテンツをどのように再利用・転用しているか(上位3つまで)

55.0%がコンテンツ再利用で「制作コストの削減」を実感

一度制作したコンテンツの再利用について、「十分に活用できている」「ある程度活用できている」と回答した担当者に、コンテンツを再利用・転用することで、どのような効果を感じているかを聞いたところ、「制作のコストが削減した」が最多で55.0%、続いて「コンテンツの量が担保された」が44.1%、「制作における効率が向上した」が36.5%だった。

コンテンツを再利用・転用することで感じる効果(上位3つまで選択)
コンテンツを再利用・転用することで感じる効果(上位3つまで選択)

コンテンツ再利用の課題、最多は「人員・時間(リソース)不足」

コンテンツの再利用・転用を実施する際の課題は、最多が「人員・時間(リソース)不足」で45.4%、続いて「管理体制の不備」が33.5%、「過去コンテンツの整理の手間」が32.6%だった。

コンテンツの再利用・転用を実施する際の課題(複数回答可)
コンテンツの再利用・転用を実施する際の課題(複数回答可)

7割以上が「リサイクルコンテンツが自社のマーケティング効果を高める」

コンテンツの再利用・転用(リサイクル)が自社のマーケティング効果を高めると思うかを聞いたところ、「非常にそう思う」が27.1%、「ややそう思う」が46.9%だった。

コンテンツの再利用・転用は自社のマーケティング効果を高めると思うか
コンテンツの再利用・転用は自社のマーケティング効果を高めると思うか

調査概要

  • 調査方法:インターネット調査
  • 調査期間:2025年6月3日~4日
  • 調査対象:BtoB企業(BtoBとBtoCの両方を展開している企業も含む)に勤めるコンテンツマーケティング担当者328人
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