コーセーコスメポートのECサイト、買い物体験向上に向けてサイトスピードを改善

「マニフィーク公式オンラインショップ」を運営するコーセーコスメポートが、ECサイトの表示スピードの大幅な改善に成功している。Reproが提供するサイトスピード改善ツール「Repro Booster」の導入で成果をあげているという。
「マニフィーク公式オンラインショップ」は、コーセーコスメポートが展開する化粧品ブランド「マニフィーク」の公式ECサイト。開設以来、ブランドが重要視しているホスピタリティや世界観をデジタル上でも体現するため、サイト表示の高速化は重要なテーマになっていたという。そこで、Reproの「Repro Booster」の導入を決めた。
「Repro Booster」は、タグを設置するだけでその日からWebサイト全体の表示速度を高速化する、サイトスピード改善ツール。サイトスピードの向上に加え、導入・運用の工数がほとんどかからないことが特長という。
「Repro Booster」の導入後、Webサイトの表示速度に関する指標であるWebページで最初のコンテンツが表示されるまでの時間を示すパフォーマンス指標「FCP(First Contentful Paint)」と、Webページで最も大きなコンテンツ要素が表示されるまでの時間を示すパフォーマンス指標「LCP(Largest Contentful Paint)」が大幅に改善した。

モバイルではFCPが39.5%改善(0.43秒短縮)、LCPは47.7%改善(0.75秒短縮)。PCではFCPが47.1%改善(0.52秒短縮)、LCPは57.6%改善(0.89秒短縮)した。
FCPとLCPの改善率はWebViewを除いた全ページ(「Repro Booster」適用外を含む)を対象とした、同期間同条件における「Repro Booster」稼働有無のA/Bテストの結果。比較対象はLCP、FCPの中央値。
LCPは「Core Web Vitals(コアウェブバイタル)」と呼ばれる指標の1つで、SEO対策においてもその改善が重要視されている。
導入後はページ遷移が一層スムーズになり、サイト全体でストレスを感じさせない環境が整った。また、新規ユーザーを対象としたA/Bテストでは、「Repro Booster」を適用したページの方がコンバージョン率で優位性を示し、売り上げへの貢献も明確に確認されている。(コーセーコスメポート 倉田氏)