「卒塔婆屋さん」の谷治新太郎商店、最大0.44秒のサイトスピード改善に成功

自社製造の卒塔婆や仏具などを販売するECサイト「卒塔婆屋さん」を運営する谷治新太郎商店が、ECサイトの表示スピードの改善に成功している。Reproが提供するサイトスピード改善ツール「Repro Booster」の導入で成果を出しているという。
「卒塔婆屋さん」では、ECプラットフォームのリプレイスを機にサイト構築の自由度が大幅に向上。その一方で、さまざまな機能を実装したことでサイト表示速度が遅くなっていくというジレンマが発生していたという。そこで、Reproの「Repro Booster」の導入を決めた。
「Repro Booster」は、タグを設置するだけでその日からWebサイト全体の表示速度を高速化するサイトスピード改善ツール。導入・運用の工数がほとんどかからないことも特長という。
「卒塔婆屋さん」では従前、画像の最適化や遅延読み込み、フォントの最適化などさまざまな手段を講じたものの、サイトスピードは向上せず、速度改善に割けるリソースに限界があったという。
「Repro Booster」導入後、Webサイトの表示速度に関する指標であるWebページで最初のコンテンツが表示されるまでの時間を示すパフォーマンス指標「FCP(First Contentful Paint)」とWebページで最も大きなコンテンツ要素が表示されるまでの時間を示すパフォーマンス指標「LCP(Largest Contentful Paint)」が大幅に改善した。

モバイルではFCPが33%改善(0.32秒短縮)、LCPは28%改善(0.42秒短縮)。PCではFCPが27%改善(0.20秒短縮)、LCPは40%改善(0.44秒短縮)した。FCPとLCPの改善率はWebViewを除いた全ページ(「Repro Booster」適用外を含む)を対象とした、同期間同条件における「Repro Booster」稼働有無のA/Bテストの結果。比較対象はLCP、FCPの中央値。
LCPは「Core Web Vitals(コアウェブバイタル)」と呼ばれる指標の1つで、SEO対策においてもその改善が重要視されている。
「Repro Booster」の導入後、「卒塔婆屋さん」にとって最も重要な指標であるCVRが上がっている。CVRが0.1~0.2%変わると、売り上げも大きく変わってくる。サイト表示速度も含めさまざまな理由で離脱している方がいることは間違いなく、「見えない取りこぼし」があるのであれば、絶対に改善しなければならないと考えていた。
表示速度の改善は一筋縄ではいかない。日々の業務の中で速度改善に割けるリソースには限りがある。「Repro Booster」を導入することで何もかも自動化して解決できるというのは、本当に素晴らしい。(谷治新太郎商店 谷治大典 代表)
谷治新太郎商店は2013年にECを開始後、右肩上がりで成長を続け、顧客数はEC開始前の10倍以上だという。公益社団法人日本通信販売協会が主催する「次世代コマース大賞2024」の受賞実績を持つ。