visumo、レビューマーケティングプラットフォームのReviCoと経営統合

ソフトクリエイトホールディングスグループでビジュアルデータを一元管理できるSaaS型プラットフォーム「visumo」を展開するvisumoは2026年1月1日付で、レビューマーケティングプラットフォーム「ReviCo」のReviCoと経営統合する。visumoが存続会社となる吸収合併を行う。
累計900社を超える企業が導入する「visumo」はInstagram連携UGC活用機能、ビジュアルコンテンツのAIレコメンド機能、動画接客機能、スタッフ投稿機能などを搭載。集めたコンテンツを消費者に求められる最適な形でECサイトなどに掲載し、回遊性の向上や購買意欲の創出によるCVRの向上を支援している。

「ReviCo」は、320以上のECサイトが導入するレビューマーケティングプラットフォーム。ECサイト・実店舗を問わず商品やサービスを体験した消費者からレビューを収集し、サイト内に掲載。データを分析しマーケティングに活用することでコンバージョン率の向上やユーザーコミュニケーションを促進できる機能を有する。

経営統合でvisumoとReviCoはUGCの収集や活用で強みを融合。事業者のUGCマーケティングをより進化させることに加え、「クロスセルによる事業成長」「マーケティングサービスの強化」「経営基盤の強化・管理コストの削減」といった統合効果の実現をめざす。
マーケティング、エンジニア、カスタマーサクセスといった多様な専門性を持つメンバーが集結し、各部門の組織体制をより強固にする。開発部門では、両社のAI技術やデータ活用の知見を融合し、機能開発のスピードと品質を高める取り組みを強化していく。
visumoの2025年3月期における売上高は前期比22.3%増の8億2900万円、営業利益は同338.9%増の7900万円、経常利益は同2252.6 %増の6700万円、当期純利益は同136.8%増の4500万円だった。
ReviCoの2025年3月期における売上高は前期比63.9%増の1億7700万円、営業利益は1200万円の赤字(前期は700万円の赤字)、経常利益は1200万円の赤字(前期は700万円の赤字)、当期純利益は1200万円の赤字(前期は700万円の赤字)だった。
クロスセルによる事業成長4>
両社の既存顧客への効率的な相互提案が可能となり、クロスセルによる単価向上、両サービスを併せて導入することでワンストップのマーケティングサービス提供を実現する。また、顧客ロイヤルティの向上によるサービス継続利用の向上、解約率の低下が期待できる。
マーケティングサービスの強化4>
visumoのビジュアルデータとReviCoのレビューデータをシームレスに連携、AI技術を活用して推進するパーソナライズ機能をより高度なものへと進化させる。また、ReviCoの口コミ収集に関する特許技術を活用することで、より信頼性が高く効率的なコンテンツの収集が実現するとしている。
レビューデータは普遍的で事業者のUGC活用において欠かせない要素であることは間違いない。ReviCoとの統合により、より本質的なデータ活用に基づいたプラットフォームの進化が可能になると考えている。両社の強みを組み合わせ「消費者に届ける情報の最適化」と「事業者にとっての情報資産活用のROI最大化」を実現する開発強化を推進していく。」(visumo 井上純社長)
UGC活用がブランド価値や信頼獲得において重要な役割を果たしている。両社の統合により、我々の強みであるレビュー収集・活用に加え、visumoの強みとするSNS上のUGC収集や自社スタッフの投稿などさまざまなUGCの収集・活用が可能となり、両社で培ってきたそれぞれの領域のノウハウ、データ活用、またAI技術を用いて消費者に「共感」を与え「信頼」の獲得が実現可能となる。統合後は開発体制やサポート体制も強化され、組み合わさって提供できるサービスは、激化する競争環境の中で事業者の皆さまが持続的な成長を遂げる強力なパートナーになれることを確信している。(ReviCo 高橋直樹社長)