鳥栖 剛[執筆] 9:00

「通販生活」のカタログハウスはこのほど、学校法人神奈川大学が保有する特許技術「三相乳化技術」を採用したインバスボディミルクを開発した。10月28日発行の「通販生活」コスメカタログ「Slowage(スロワージュ)」冬号に掲載、販売している。

「三相乳化技術」は、従来の乳化方法に欠かせない界面活性剤の代わりに、親水性ナノ粒子の物理的作用力(ファンデルワールス力)を利用して乳化を実現する新しい技術。物質固有の性質に依存せず粒子の大きさや形だけに依存する、従来の乳化方法とは全く違うアプローチに基づく画期的な方法という。この技術を広範囲の産業分野に生かして、多様な環境適応型エマルションの創出が期待されている。

商品開発は、カタログハウスが「自社商品の特徴である高品質かつ天然原料を使用した肌にやさしい商品を開発するため、三相乳化技術を活用したい」と神奈川大学に提案したことからスタート。特許ライセンス事業および化粧品事業を展開する神奈川大学100%出資のグループ会社・未来環境テクノロジーを中心に、同技術の実用化を多数手がけるミロット、そして神奈川大学の研究チームが連携。1年以上をかけて商品化を実現した。

「三相乳化技術」を採用した新商品「湯あがりセラミドミルク 肌つつみ」は、10月28日に発売。価格は税込3080円で、定期コースでは一部割引もある。主な利用シーンは、湯上がり後の濡れた肌に浴室内で塗布して保湿する。三相乳化技術により、従来では難しかったレベルの植物由来オイルリッチ処方(60%)となっている。

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