ショッピングSNS「#Cart」に新機能、有名人に直接自社商品を紹介できる「オンラインキャラバン」
ショッピングSNSサービス「#Cart」を運営するネットコンシェルジェは5月18日、「#Cart」を利用するECサイトが有名人に直接自社商品を紹介し、「#Cart」などでのPRにつなげることができる新機能「オンラインキャラバン」の提供を始めた。
「#Cart」はEC企業の商品情報などを、ウェブ雑誌のように配信。会員登録した消費者に対し、1人1人に適した商品をレコメンドする。消費者は、気に入った店舗を「フォロー」すると、そのECサイトからの情報を受け取ることができる。
「#Cart」には現在、人気アパレルブランドや百貨店、有名ネットショップなど大小合わせて2000店以上が参加。100人を超える著名人も参画し、13万人超が会員登録している。
新たに追加した「オンラインキャラバン」は、「#Cart」に参加しているEC企業が、同サービスを利用している著名人に対し、自社の商品を直接紹介できる機能。「#Cart」のストア管理画面から、紹介したい自社商品と有名人を選ぶだけで、著名人に商品を紹介できる。
紹介手数料・報酬額は、各有名人のフォロワー数によって決定する。たとえば、ある有名人が1万人のフォロワーを抱えていた場合、1商品の1紹介あたり1万円が必要となる。その紹介文が開封された時点で手数料が発生する。
有名人は紹介文を読み、「#Cart」内で商品をクリップするか否か(共感したかどうか)の意思表示を行う。たとえば、商品が気に入ってクリップすると、その著名人をフォローしているユーザーに商品情報が配信されるようになる。紹介の可否で著名人の報酬は変わらない。
ネットコンシェルジェによると、「紹介の可否で報酬が変わらないため、公式ユーザー自身の感性に合ったものだけがフォロワーに紹介される。ステマのように、有名人本人が興味のない商品をあたかも本人のおすすめであるかのように伝えるものではない」としている。
有名人の希望により、報酬の一部または全額は、「一般社団法人ECネットワーク」に寄付。ネット通販業界の振興に役立てるという。