夢展望がスタイライフで商品を販売、新ブランドの販路拡大の一環で
夢展望は今春に立ち上げた3ブランドを、ファッションECの競合でもあるスタイライフに、委託販売形式で商品の供給を開始
夢展望は5月15日から、アパレルECを手掛けるスタイライフのECサイト「Stylife(スタイライフ)」での商品販売を始めた。夢展望の既存顧客とは異なる層がターゲットで、今春新たに立ち上げた3ブランドを委託販売形式でスタイライフに供給。夢展望とスタイライフは広義の枠組みでは若年女性向けのECサイトを運営する競合にあたるが、販路を広げたい夢展望と、多様なラインナップを取り扱いたいスタイライフの意向が合致した。16年9月期の連結売上高160億円を目指して、販売チャネルの多角化を進める。
スタイライフでは委託販売の形式で、「mon Lily(モンリリィ)」「IcOnIcFoRm(アイコニックフォルム)」「chocolatemonster(チョコレートモンスター)」の3ブランドを販売する。モンリリィはファッション誌「LARME(ラルム)」を発行する徳間書店と共同で展開するブランドで、10代後半~20代の女性がメインターゲット。アイコニックフォルムは30代女性、チョコレートモンスターは10代前半の小学生をターゲットとしている。
夢展望のメイン顧客は10代後半から20代前半の女性。それぞれのブランドはメイン顧客とは異なる層がターゲットとなっている。これまで、一部のセレクト系ファッションECサイトへの卸販売を行ってきたが、スタイライフのように代表的な専業のファッションEC企業に自社の商品を供給するのは初めて。
夢展望はこれまで、EC事業で業容を拡大。13年3月に、テレビ通販大手のQVCジャパン専用のブランドを開発し、商品を供給する事業を始めている。販路拡大、オムニチャネルの推進のため、店舗展開を開始。ターゲットの多角化を進めるため、新ブランドの立ち上げも進めている。
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